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「来年はシニアをメインで」深堀圭一郎が26年間のキャリアに区切り

<カシオワールドオープン 2日目◇23日◇Kochi黒潮カントリークラブ・高知県(7335ヤード・パー72)>
1992年にプロ転向、ツアー通算8勝を誇り、選手会長を務めるなどツアーを牽引してきたベテランが、長いキャリアに一つの区切りをつけようとしている。賞金ランク89位からシード復活を目指して大会に臨んだ深堀圭一郎は、トータル9オーバー・99位タイで予選通過は叶わず。怒とうの1年を終えた。

ケガなどに苦しみ、2012年から4年間続いた賞金シードは16年に手放した。翌年は生涯獲得賞金25位内の資格で参戦するも、シード復活は叶わずに同年12月のファイナルQTに参戦したが、左ヒジ痛のため棄権した。
今季は推薦のみの出場となったが、「日本オープン」の最終予選に挑み、自力で出場権を獲得するなど奮起。計10試合に臨んだが、最後の1試合でも望みをつなぐことはできず。「レギュラーでシードを獲れればと思っていましたが、これで、来年はシニアツアーをメインでやります」と明かした。(※)
1年を振り返り、「いいものもあり、悪いものもあり。ケガや体の変化もあって、スイングも変えていった。その中で、これからもどうゴルフをやっていけるかを考えながらやってきました。後半は元気にゴルフができはじめていたので、次に向かっていくにはよかったと思います」と柔らかい笑顔を見せた深堀。一方で、「もっとやれたかなと思うところはあります」と少しばかりの悔しさも残るが、「QTは、去年で最後です」と、主戦場を移すことを心に決めている。
「推薦などでレギュラーのフィールドに入ることができても、シニアに多めに出るつもりです。(来季の)日程がまだ出ていませんが、両方のツアーに出場していけたらいいなと思います」。舞台は変わるが、まだまだゴルフを終えることはない。不屈のベテランはこれからも戦い続ける。(文・谷口愛純)
※レギュラーツアー2勝以上している者、又は公式戦を1勝している者は「シニア入り後1年間シード権」が認められる
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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