初優勝が期待される柏原明日架が12月2日(日)、都内の百貨店と量販店でレッスン会を開催。大勢のファンやゴルファーで会場はにぎわった。
熱心にレッスンを行う柏原明日架【写真】
大丸東京店のデサントゴルフとヴィクトリアゴルフ五反田店にて、デサントゴルフ商品購入者にプチレッスン会を行った柏原。「フェードが打ちたい」という男性のグリップを一目見て、「スイングを変えずに握りを変えるだけでも打てますよ」と指摘。アドバイス通りに握り直した男性が、いきなりキレイなフェード軌道に変わるなど、“教え上手”っぷりを披露した。
「教えるのは好きです。室内ですし、しかも数球だけだと何を教えるかは難しいですが、すぐにポイントが見つからない場合は、話しながらポイントを引き出します」と、得意のトークでアマチュアゴルファーの悩みを聞き出すという柏原。両会とも大盛況に終わった。
そんな柏原だが、今シーズンは「今までで一番苦しいシーズンでした」と振り返った。賞金ランキング44位。初シード獲得後、29位、17位と順調にステップアップを重ねてきたが、ここにきて初めてランキングを落とした。
とはいっても、苦しかった思いだけを引きずるわけはない。「苦しかったぶん、自分に返ってくるものが多かった年です。今までは実力に見合ってない結果が出てしまっていた感じでした。だから見つめ直さないといけない部分を見逃していたんです」と、順調だった2年間のあいだ、見過ごしてきた課題が一気に浮き彫りになった今季。大きく成長するための「大事な1年でした」と前向きに捉える。
「キャディに頼っていた部分とか、人任せにしていたところを全部自分でやってみたら、足りないところが見えました。悲しんでいる暇はない。あれやろう、これやろうと必死でしたし、前向きに捉えています。オフも来年も必死でやっていきたい」と、見据える未来。悲願の初優勝へ向けて再び自分を見つめ直すため、短いオフに突入する。
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