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【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】2019年は2試合減の36試合!?

果たして発表された36試合は無事、開催できるのか!?
日本女子プロゴルフ協会(LPGA=小林浩美会長)が、18日(火)、来季のトーナメント開催日程を発表。「KKT杯バンテリンレディス」、「中京テレビ・ブリヂストンレディス」、「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の3試合が開催中止となり、新しく「資生堂アネッサレディス」が始まる。トータルでは今年より2試合減の36試合を開催することを明らかにした。
真剣な面持ちで見解を述べる小林浩美会長【写真】
LPGAが放映権の帰属を一方的に主張したことで、主催者やテレビ局との交渉が長引き、開催申込みを何度も延期した挙句の発表としては、意外に試合数が減っていないように見える。しかし、実態としては発表された36試合の中にも、確実とはいい切れないものがあるようだ。
そのことが一目でわかるのが、5月第2週の「LPGAウィメンズチャンピオンシップ」(仮)。今年までは、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」が行われていた。LPGAと日本テレビが共催の国内公式戦だったが「日本テレビさんが(主催を)降りられたのでLPGA単独での主催となりました」(小林会長)とのこと。大会名が仮称なのも「(これまで特別協賛の)久光製薬さんと交渉中です」(同)との理由からだ。開催コースも未定のままになっている。
公式戦とあって開催中止にすることだけは何とか避けようとしているが、賞金を含めた開催費用の出どころがはっきりしないまま。見切り発車的に日程発表に至った事情がくっきりと見えており、今後の展開は予断を許さない状況だ。
また、例年通り、ここでは中継局については発表されないが、既存の試合でもこれまで通りのテレビ局による放送が行われるかどうか、危ぶまれている試合もある。
3試合減の原因でもあり、昨年来、主催者、テレビ局ともめ続けていた放映権について、これまでの経緯と今後の方針について小林会長は初めて、言及した。
「放映権の問題については一切お話ししません」と、声を裏返らせ、頑なだった昨年の日程発表から一転し、終始、落ち着いた態度で会見に臨んだ小林会長。配られた書面で放映権に対する主張を述べ、それをこれまで話せなかった理由については「交渉中で守秘性が高かったため」と説明した。
1967年のLPGA創立以来、所在が不明確なままだった放映権の帰属を主張する理由、今後の方針などについては特におかしなものはない。このコラムでも何度も書いているように、将来的にLPGAが放映権を持つことは自然な流れであり、今回、説明したものは個別の案件でもなく、守秘性が高いとは思えない。
むしろ、最初に会見などで方向性を示してから、主催者、テレビ局などのステークホルダーとの話し合いのテーブルにつけば、交渉の過程はもう少しスムーズにいったのではないか、という疑問はぬぐえない。
また、インターネット配信での生放送を「開幕戦から行う予定です」(同)としているが「鋭意努力しています」というレベル。もちろん、交渉はしているはずだが、どこと契約するかすらいまだに明らかにできていない状況で、3月第1週からの開幕に準備や調整が間に合うかどうか、疑問が残る。
先週、書いたように、トーナメント開催申し込み締め切りは、何度も何度も延期された挙句、12月13日の17時が最終締め切りとされていた。しかし、この時点でまだ、納得できない大会が複数あったという事実がある。開催協約書とともに提出する放映権に関する覚書に、違うことを書き加えたりしたものを提出し、突き返されるという攻防が繰り返された挙句、押し切られて時間切れとなった大会がいくつもある。
LPGAが放映権を持ち、経済的基盤を確立させること、インターネットの生配信で国内外に広くそれを伝えるという方向性はまちがっていない。だが、インターネット生放送をうたいながら、テレビ放送が録画の場合、LPGA公式ウェブサイトの速報が途中でストップするという悪習慣は、今までと変わらない予定とするなど、矛盾も残る。せっかく放映権の帰属を主張し、ひとまず“勝ち取った”のなら、まず、いの一番にするべきなのはファンに喜んでもらえることのはずだ。
会員である選手たちへの詳細説明も「これから」という状況に対して、一部で不満も噴出している。長い目で見れば、自分たちで放映権を持つことは会員にとってメリットがあるが、目先のことだけを考えれば、2試合減ったというデメリットも感じられる。
今日(19日)は、今年、活躍した選手たちが勢ぞろいするLPGAアワードが華やかに行われる。その裏で翌日に控えた理事選挙に向けた動きも活発に行われるはずだ。小林会長以下、現体制が打って出た大きな賭けに、会員たちがどんな答えを出すのか。それも含めて、このオフ、LPGAの状況からはまだまだ目が離せない。(文・小川淳子)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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