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メジャー年間3勝達成で伝説の総仕上げ 常連組のシード落ちに初シードは11人【2018年女子ツアー振り返り〜11月編】

2018年も多くのドラマが生まれた国内女子ツアー。今となっては忘れている大会、1打はありませんか?ひと月ごとの優勝コメントとともにプレーバック!最終回の今回は、11月を振り返ります。
【写真】黄金世代の小祝さくらと原英莉花がタイで奮闘 撮れたて写真をお届け
ツアーも大詰めを迎えた11月。賞金女王争い、賞金シード争いが佳境に入った。まず行われたのは日米共同大会の「TOTOジャパンクラシック」。日米を代表するトップ選手にのみ出場が許された大会で躍動したのは、日本のパワフル娘、畑岡奈紗だった。
1998年度生まれの“黄金世代”が国内女子ツアーで活躍を見せるなか、海の向こうで活躍する同じく黄金世代の畑岡が魅せた。
初日は元世界ランキング1位で海外女子メジャー2勝のユ・ソヨン(韓国)が飛び出した。9月の「日本女子オープン」で日本ツアー初優勝を挙げ、人気もうなぎ登りのソヨンが、7バーディ・ノーボギーの完璧なラウンド。「3日間大会は初日が大事だから積極的に攻めた」という言葉どおり、世界クラスの力を見せつけた。2位にはこちらもメジャー覇者の申ジエ、キム・インキョン(ともに韓国)とともに、畑岡も1打差につけた。
バーディラッシュとなった2日目では波乱が起きた。初日トップのソヨンはまさかのオーバーパーで大きく後退。代わりに首位に躍り出たのは「64」をマークしたミンジー・リー(オーストラリア)。トータル13アンダーで一気にトップの座を射止めた。
3打差の2位には黄金世代の小祝さくら。「トップ10に入れればいい」と謙虚に語ったが、米ツアー優勝を視界に捉えた。首位と4打差の3位タイに畑岡とジエ。さらに1打差に同大会で2度の優勝を誇る上田桃子がつけた。
最終日は、さらに荒れる展開となった。3打のリードをもってスタートしたミンジーがまさかの連続ダブルボギーなどで前半「43」の大たたき。首位から陥落すると、前半だけで4つスコアを伸ばした畑岡が浮上した。その後、後半に連続ボギーがありながらも最終ホールでバーディ奪取。バーディ合戦を制して米ツアー2勝目を果たした。
「始まる前から勝ちたいという気持ちが強かった。日本で優勝できて本当によかった。日本のファンの方々に、アメリカに行って成長した部分を見せたいという思いもありました。今年、メジャーで勝ちに近いところまで行ったので、来年もそこを目標にやっていきたい。今年勝った2試合はともに3日間開催なので、4日間開催でも勝てるように体力をつけていきたいと思います」。これで世界ランキングもトップ10入り。メジャー制覇を予感させる戦いとなった。
翌週は毎年ドラマが起こる「伊藤園レディス」。上がり2ホールが池の絡むタフなホールで、プレッシャーのかかった場面での精神力がものをいう。初日は復活優勝を目指す佐伯三貴が飛び出したが、首位と3打差まで19人の混戦となった。
2日目にリードを奪ったのは松田鈴英。夏以降は上位争いの常連となり、初優勝が期待されるなか、「65」の見事なラウンドを見せた。1打差2位には今季2勝の黄アルム(韓国)。永井花奈と佐伯がさらに1打差で追う展開で最終日に入った。
初優勝のプレッシャーからか、松田は序盤で3連続ボギー。早々に優勝戦線からふるい落とされた。「単独首位は初めてだったので、少し緊張はありました…。悔しいけど仕方ない。あとは気持ちだけ」と前を向いた。
変わってトップに立ったのはアルム。終始安定したゴルフで3つスコアを伸ばして逆転に成功した。9年ぶりのツアー優勝を遂げて、それだけにとどまらず今季3勝目。「よく上がることができたと思う。私は泣かないタイプだけど、今日は泣きそうになりました。本当に最高の1年です」。最高の笑顔で3日間の激戦を締めくくった。
穏やかに終わった伊藤園から、舞台は四国へ。シード権獲得へラストチャンスの「大王製紙エリエールレディス」へと移った。シード争いをする選手にとっては実質の最終戦となった愛媛でも数多くのドラマが生まれた。
大会を制したのは勝みなみだった。2014年に15歳でツアー初優勝を遂げた最強アマチュアは、昨年のプロテストに一発合格。今季もフル参戦で輝かしい成績を残したが、シーズン中盤以降は苦しんだ。
8月下旬から棄権を含め5試合連続で最終日のラウンドに進めず。「ここまでゴルフで苦しんだことはなかった」と話したこの期間は、「試合に出たくない」という毎日が続いたが、自らの力で不調を脱出。優勝にまでこぎつけた。
また、今大会の結果をもって、アン・ソンジュ(韓国)の4年ぶり4回目の賞金女王が決定。ジエは米韓に続く3ツアー目の女王を逃し、鈴木愛は2年連続戴冠を逃した。
試合展開とともに話題をさらったシード権争い。結果的に今季の初シードは小祝、松田、そして、本大会でプロ初優勝を挙げた勝ら11人。藤田さいき、笠りつ子、渡邉彩香、川岸史果、武尾咲希、サイ・ペイイン(台湾)、吉田弓美子、下川めぐみ、西山ゆかり、O・サタヤ(タイ)、新海美優、辻梨恵、服部真夕、カン・スーヨン(韓国、ツアーから撤退)、堀琴音がシードから陥落した。
また、ボミも賞金ランキング83位で賞金シードは陥落。2016年賞金ランキング1位の資格で複数年シードがあるとはいえ、不本意なシーズンを有終の美で飾ることはできなかった。
賞金シード選手の平均年齢は26.4歳で2013年の26.7歳を更新する年少記録を更新。黄金世代を含めた若手の台頭がツアー活性化に結びついた。一方、シード常連で30歳を超えた藤田、笠、西山、服部らにとっては厳しい冬となった。
シード選手も決まり、いよいよシーズンも最終戦を残すのみ。すでに賞金女王も決まっているなか、注目が集まったのはジエの記録。国内女子ツアーでは前人未踏の、メジャー大会3冠だ。
5月の「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」、9月の「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」でメジャー連勝。「日本女子オープン」は同郷のソヨンにタイトルを奪われたが、最後の一戦に望みをつないだ。
偉業達成に向けて、初日を6アンダーの2位発進。絶好の滑り出しを見せたが、2日目は1オーバーと順位を落とした。そして3日目はふたたびアンダーパーで、首位のペ・ヒギョン(韓国)とは3打差ながら2位タイに再浮上。運命のファイナルラウンドを迎えることとなった。
最終組を回る2人は前半から互いを意識。パーが並ぶ展開で最初に口火を切ったのはジエだった。8番をバーディとすると、9番でもバーディ。後半に入ると互いにスコアを伸ばし、ともにトータル11アンダーでならびプレーオフに突入した。1ホール目でパーセーブに失敗したヒギョンに対し、ジエはきっちりとパーを拾い、年間メジャー3勝という前人未踏の領域に踏み込んだ。
実はジエは、大会前に児童養護施設を訪問。「5年目ですが、子ども達が韓国語の賛美歌を歌ってくれたんです。人前では泣きませんが、このときは泣いてしまいました。子ども達のためにも頑張りたかった」と、パワーを授かっていたことを告白。年間最優秀賞も決め、シーズンを締めくくった。
前半戦は4勝を挙げた鈴木の独壇場だったが、ケガが影響して約2カ月ものあいだ休んだことが響いた。そのあいだに一気にまくってきたのがソンジュ、ジエ。最終的にはここに比嘉真美子、成田美寿々らも加わり、賞金ランキング上位争いは大いに盛り上がった。
新垣比菜のプロ初優勝に加え、永峰咲希、岡山絵里、大里桃子らがツアー初優勝をつかんだ。9月には香妻琴乃も涙の初優勝。6月には大山志保、7月には有村智恵の復活優勝もあって大いに沸いた女子ツアー。来季は今のところ2試合減の予定だが、今季を超える盛り上がりを見せてほしい。
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