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怒りは内に閉じ込めて「でも引きずるタイプ(笑)」の今平周吾を直撃【賞金王・新春特別インタビュー】

ツアー参戦4年目で賞金王の栄冠に輝いた今平周吾。年間1勝ながらも、終始安定したプレーを披露しての戴冠。そして、今年はマスターズ出場に向けての戦いも始まる。寡黙な男の本音を探る新春インタビュー第一弾。寡黙な男はいま、何を思う?
【写真】賞金王戴冠の喜びはもちろんこの人と!
■まずはおめでとうございます。賞金王になって今のお気持ちは?
ありがとうございます。本当に賞金王になれると思っていなかったので、うれしいしかないですね。少し時間は経ちましたが、そんなに感情に変化もないというか、特別な気持ちが出てくることは…。
たくさん、いろんな方がおめでとうといってくださるので、そこで実感が沸くのはありますね。小学校とか中学校の同級生だったり、久しぶりに連絡が来て、おめでとうといわれたのはすごくうれしかったですね。
■ゴルフを始めた頃から賞金王は意識しましたか?
賞金王自体は意識したことはなかったですが、そこよりかは、何勝できるかというのを目標にしてきたので、こんなに早くなれるとは思っていなかったです。
■今年は1勝に終わったことが少し心残り?
目標が2勝だったので、悔しさはありますね。悔しさと賞金王になったといううれしさと、半々の気持ちです。
■国内ツアーのトップになりました。次は目指せマスターズ?
マスターズは小さいときからテレビで見ていたんですけど、キレイなゴルフ場ですし、すごい選手しか集まらない大会なので、プロゴルファーとして1回は出たいと思ってきました。
■数ある海外の試合の中でも一番?
一番出たい海外の試合がマスターズですね。毎年テレビも見ていますし、真っ青で美しい芝、傾斜のあるグリーン、華やかだなという印象ですね。なかなかこういうチャンスは少ないので、今の時点では出たいという気持ちが強いです。
■前週までにワールドランキングで50位以内に入らないといけない。
50位以内に入るのは難しいことですが、ここまで(12月30日現在、53位)きたからには、そこを目指してやりたいなと思います。
■ほかの海外の試合も出られますが?
出られる試合があれば、全部出ていきたいなと思います。
■2月からWGCとメジャーが続きますが?
海外の試合も出られるものが増えてきます。忙しいですけど、そういうチャンスをものにできるようにがんばりたいですね。国内ツアーを中心に、そういうチャンスがあれば出て行くという感じです。
■スポット参戦で結果を出して海外ツアーへ出て行く選手が増えています。
やっぱりそういう行き方が行きやすいのかなと思っているので、僕もそういう風に行けたらベストだと思っています。
■2019年の具体的な目標はありますか?
2019年は、とりあえず国内ツアーで2勝を目標にしたいです。(もうちょっと高くても??)それがもちろんいいのですが、去年もおととしも1勝。年間2勝をまずしたいです。
■みんな今平周吾はスゴイといいますが、ご自身ではどこがスゴさだと思いますか?
予選落ちをしないところが一番いいのではないかと思っています。最低限のところをクリアして、そこから上げていく感じです。
■そういう時の感情の高ぶりはありますか?
自分の中では結構、気合が入るとかあるのですが、それが感情として外に出ないんですかね…。
■2019年は派手なアクションで沸かせますか?
はい、そうですね…、なかなか難しいですね…。
■怒ったりしますか?
怒ったりします。表情には多分出にくいと思います。(発散は?)自分のなかで押さえ込むというか(笑)。実は結構引きずるタイプなんですけど、本当に皆さん見ている人はわからないんですかね(笑)。
■ゴルフ以外でもそういう感じですか?
たぶん、あんまり、ひとに怒ったりしないですね。自分のなかで押さえ込むんじゃないですかね(笑)。
■今年一番うれしかったことはなんですか?
賞金王になれたことはうれしかったですね。でも、(最終戦では)喜びを爆発させることはなかったですね。あの試合では8位だったので、賞金王が決まったことに対してはうれしかったですけど、その結果に対しては満足できていなかったので、その場ではそんなにワーという感じにはできなかったですね。
(取材協力)ANAクラウンプラザホテル成田、アンパスィ
――
静かに喜びを語る今平。感情が表に出ないと自身でも感じているが、実は暑いハートを持っている。そして、18年は私生活でもうれしいことがあった。次回はみなが気になるあの人との結婚について、今平が口を開いた。
今平周吾(いまひら・しゅうご)
1992年10月2日生まれ、埼玉県出身。9歳でゴルフを始めるとジュニア時代には関東ジュニア2連覇に加え、日本ジュニアで松山英樹に勝利するなど頭角を現す。高校時代は渡米してIMGアカデミーで腕を磨き、11年にプロ転向。14年にチャレンジツアー賞金王に輝くと15年は初シード獲得。17年の関西オープンでツアー初優勝を飾ると、18年はツアーの頂点に立つ活躍を見せた。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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