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メジャー3勝でも届かない3カ国目の賞金女王　申ジエが導き出した足りないものは…

＜ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇6日◇琉球ゴルフ倶楽部（沖縄県）◇6514ヤード・パー72＞
昨シーズン「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」をはじめ史上初となるメジャー年間3勝を含む4勝を挙げながらも、賞金女王の座に手が届かなかった申ジエ（韓国）。韓国、そして米国に続く3カ国目の女王へのチャンスを再び逃した。
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2014年の日本ツアー本格参戦後、毎年コンスタントに1億円以上稼ぎながらも届かないナンバーワンの称号。それだけに目標を聞かれて「毎年同じなのですが（笑）」という枕詞が付くのも必然といえる。その後に続くのは当然「賞金女王」の4文字。「（賞金ランキング2位だった）去年より、もう少しワンステップ上がるようにしたい」と見据えるは頂点のみだ。
そのためのキーポイントとして挙げたのが体力。「（試合数が増えて）シーズンが始まるとずっと試合が途切れない。そのスケジュールの中で、自分のパフォーマンスを常にしっかりと発揮できるようなコンディションでいられることが重要です。体力があれば最後までいいプレーができると思う」。大切にするのは日々の基本的なことだ。「よく食べて、よく寝る。これが大事です」。
「この開幕戦を本当に待ちわびていました」というように悲願に向けてゴルフの調整も上々。ベトナムで3週間、オーストラリアで3週間それぞれ合宿を行い、先週の欧州女子ツアー「ActewAGL Canberra Classic」に出場、3位という好成績を収めて、満を持して沖縄に入った。「本当にいい準備ができました。明日から本当に楽しみです」。日本ツアー本格参戦からの悲願成就へ。初戦からフルスロットルで行く体勢が整った。（文・秋田義和）

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