<キア・クラシック 2日目◇29日◇アビアラGC(米国カリフォルニア州)◇6558ヤード・パー72>
約1カ月ぶりの米ツアー出場で、堂々の上位争いだ。初日に「69」をマークし18位タイで滑り出した畑岡奈紗は、この日も4バーディ・2ボギーとスコアを伸ばす展開。トータル5アンダー・9位タイまで順位を上げ、決勝ラウンドに向かう。
畑岡奈紗 米ツアーで戦えるスイングのヒミツは?【連続写真で解析】
スタート直後の1番でグリーン奥のバンカーに打ち込み、2パットのボギー。さらに3番でもピン12mから3パットと、序盤は苦しいラウンドを予感させるような内容。しかし5番パー5で7mのスネークラインを読み切りこの日初バーディを奪うと、ここからは安定のゴルフを続けた。
8、13番でもスコアを伸ばすと、最終18番でセカンドをピン下2mにつけバーディ締め。「きょうはボギーが2つ先に出て苦しい状況だったけど、パー5で長いバーディパットが決まってから、すごく良い流れでラウンドができた。18番は難しいのですごく嬉しかった」と、笑顔で一日を振り返ることができた。
最近の課題として挙げていたパットで、きっちりとスコアを伸ばしたことについても「スタートして何ホールかはなかなか良いパットが打てなかったけれど、後半になるにつれどんどん良くなっていった。最後のパットも自信を持って打てました」と“好感触”を残すことができた。
今大会では咳込む場面が見受けられる畑岡。これについては「日本を出るころからで、花粉から風を引いてしまったのかも…」と季節の影響を口にしたが、そんななかでも集中を切らさずラウンドを続けている。「2オーバーから(のスタート)だったので、ナイスカムバックかなと思います」とのぼり調子で終えたラウンドに、ムービングサタデーでのビッグスコアも期待される。これについては「パットがきょうの最後のほうの感覚のままならいいですね」と本人も“色気を示した”。自身にとっても楽しみな週末になりそうだ。
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