<アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 最終日◇31日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6525ヤード・パー72>
大会を盛り上げたルーキートリオの一人、臼井麗香はトータル8アンダー・6位タイで3日間の戦いを終えた。初の最終日最終組、しかも全員が同期ということで大きな注目を集めたが、最後まで粘りのゴルフを見せ、鮮烈な印象を残した大会を締めくくった。
最後はハグで“友”を讃える臼井麗香【大会フォト集】
ティショットを1.5mにつけた2番パー3でバーディを奪ったものの、その後はガマンの展開。「内容的には悪くなかったですけど、チャンスを全部外してしまいました」。流れが作れないなか、何とかパーで食らいついたが、初バーディ以降は2つスコアを落とした。
この大舞台で「緊張はなかったです。すごく集中できました」と言えるあたりにルーキー離れした度胸を感じ取ることができる。「いい経験になりました。でも本当に自分のなかに入り込んでいて、周りが見えない状態でした」。それだけに追い求めた「1打でもよくしたい」という願いが最終日に叶わなかったのは、心残りだ。
同期3人で優勝争いをしたことについては「うれしかったです」と素直な思いを口に。スタートの雰囲気も「普通の最終組とかよりはピリピリしていなかったと思います。和やかな感じでした」と笑顔で話した。それでも、仲は良くても、コースの上ではやはりライバル。「(河本)結だけしか見てなかったのでショックです。2位でも6位でも変わらないです」と、近い存在だからこそ、より大きな悔しさも残った。
だが最後には優勝した友を讃え、「(河本は)強いですね。パターを決めるか、決められないかで、こうやって変わってくる。勉強になりました」とその姿から大きなものを学んだ。次は自分が主役になる日を信じて、これからも切磋琢磨は続く。
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