最新ゴルフニュース

悲願の地元Vならず…　脇元華が感じた優勝に必要なもの

＜アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 最終日◇31日◇UMKカントリークラブ(宮崎県)◇6525ヤード・パー72＞
「ものすごくくやしいです」
最後はハグで河本結を祝福する脇元華！スポーツの清々しさ感じる一枚【大会フォト集】
同期との争いに敗れトータル9アンダー・4位タイで大会を終えた脇元華は、ラウンド後そう胸の内を言葉にした。地元・宮崎の大会で初日に単独首位に立った。2日目はトップの河本結と4打差の2位タイで終えたが、「逆転できない差ではない」と頂点だけを見続けた。
昨年プロテストに合格したルーキーだけの最終日最終日。河本、臼井麗香とともに若い力で優勝争いをけん引した。1番でバーディを奪い上々のスタートを切ったが、直後の2番で「風を読み間違えた」とボギーを喫した。すると「風とケンカさせる球や、友達になって一緒に乗っていく球がなかなか打てなかった」と、その後はパーでしのぐ展開が続いた。終わってみると、優勝した河本との差は「6」に広がっていた。
2度のプロテスト失敗、QTエントリーミス、そして台湾ツアー参戦、そして優勝。21歳のゴルフ人生は、波乱に満ちたものだ。ツアー本格参戦1年目とはいえ、ここまで4試合すべてで予選を通過。大器の呼び声も高い。「あまりライン出しが得意ではないので、それに風が吹くとピンに寄らない傾向がでる。今後そこを強化しないと優勝できないと感じました」。課題は明確だ。
「地元優勝を目指していたので、それができなくて残念です」。最後まで熱い宮崎魂を見せた脇元。必ずこの地でカップを掲げるため、ここからさらにレギュラーツアーでもまれ、一回りも二回りも大きな選手になり、また戻ってくる。
<ゴルフ情報ALBA.Net>