<スタジオアリス女子オープン 2日目◇13日◇花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(兵庫県)◇6316ヤード・パー72>
プロ4年目、23歳の熊谷かほが6バーディ・2ボギーの「68」をマークし、トータル4アンダーの4位タイでフィニッシュ。レギュラーツアーでは自身初となる予選通過を果たした。
熊谷かほ&エイミー “同級生”コンビでイェーイ!【大会ライブフォト】
「1ホール、1ホール、自分を信じてプレーすることができたのが、今日の4アンダーにつながったと思います」
という熊谷。今季は4試合に出場してすべて予選落ち。苦しいゴルフが続いていたものの、それ打開するきっかけはつかみかけていた。
「一度基本に戻ろうと思ったんです。ボールの位置やアドレスなどをチェックして、目標に対して正しく構えているのかを確認しました」
たとえプロといえども、いつの間にかアドレスに誤差が生まれたりする。そこに気づかず、自分のスイングが悪いからだと思い、深みにはまることさえあるほどだ。しかし、ちょっとしたヒントをつかんだことで、一気に調子を取り戻すのもプロならではの“あるある”だろう。さらに、熊谷の場合、ショットが復調したことで、コースマネジメントにも目を向ける余裕ができた。
「今回のコースでボールがつかまらず、右に流されてしまうホールが4ホールあるんです(6、8、14、16番)。見た目の景色に惑わされていると思うんですけど、そうならないために、今日はティグラウンドの右サイドに立ち、フェアウェイの左サイドを狙って打ちました」
2日目はティッショットに不安を感じることなくプレーできたため、いいリズムでラウンドすることができた。最終日は最終組の一つ前でのプレーとなる。ギャラリーからの注目度も高いが、気負いはない。
「今のところ、自分のゴルフに迷いがないので、1打でも伸ばすことだけを考えてプレーするつもりです。ただ、スイングのリズムが速くなりすぎる傾向があるので、そこだけは注意したいと思います」
獲得賞金がいくらになるか分からないが、自分へのご褒美として、テーブルセットを購入する予定があるという熊谷。リランキングも気になるだけに、少しでも多く稼いでおきたい。(文・山西英希)
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