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劇的すぎる逆転Vに若い力の台頭　“平成最後”の試合を終え選手は何を思う？【最終日コメント集】

＜フジサンケイレディスクラシック 最終日◇28日◇川奈ホテルゴルフコース富士コース（静岡県）◇6376ヤード・パー71＞
平成最後の女子ツアーは、劇的な幕切れとなった。この日31回目の誕生日を迎えた申ジエ（韓国）が、国内史上3位タイとなる7打差を逆転し優勝。出場2試合連続で勝利を挙げた。後半は9ホールのうち7ホールでバーディを奪い「29」をマーク。本人すら予想していなかった結末を迎えた川奈決戦で、上位となった選手の声をお届けする。
再起をかける藤田光里　渾身のガッツポーズ【大会ライブフォト】
■申ジエ（トータル8アンダー・優勝）
「こんなに早く今季2勝目を挙げられて本当にうれしい。優勝のチャンスはないと思った。今日の目標は6アンダーで、トップ10に入ることでした。（後半は）こんなにパットが入ることはなかなかないですね。（若い世代のお手本になるという気持ちは）強いです。後輩達に自分の多様な技術を見せてあげたいといつも思っている。選手のレベルが高くなっているので、一緒に努力してもっと優勝がしたいです」
■吉本ひかる（トータル6アンダー・2位タイ）
「緊張は全然なかった。先週は優勝とか思っていなくて、スコアが伸びたら、あ！みたいな感じだった。悔しさは今週のほうがあるし、トップで3日目を迎えて優勝争いをした感じがある。（初シードが決定的で）こんなにいい感じでシーズンに入れると思っていなかった。去年の経験も大きい。次は優勝目指して頑張りたい。セカンドショットでグリーンをとらえるようにやっていきたい」
■鈴木愛（トータル6アンダー・2位タイ）
「悔しくもなんともないです。ショットは良かったのですが、本当にパターが入らず、前半も外してばかりだったので。今日だけでなく3日間とも入っていなかったので、イライラします。ラインが合っていても入らないし、ラインも違っていたし、途中から訳が分からなくなったので『どうでもいいかな』という気持ちで打ったほうが入るのかなと思った。本当にチャンスについているのに外しているので、ずっとため息。いいパットをしても入らないのはどうしようもないので、よりストレスを感じます」
■渋野日向子（トータル6アンダー・2位タイ）
「およよという感じです。ボードは見ていなかったです。結果的に、17番のダブルボギーは痛かったですね。でも最後バーディは獲れたし、やることはやりました。川奈ははじめて回りました。聞いていた印象では、自分には向いていないコースだと思ったので、よく頑張ったかな。土佐（PRGRレディス）のあと、2週連続で予選落ちしてレギュラーツアーの洗礼を浴びました。でも葛城（ヤマハレディース）で、あの難しいコースで予選通過したのが自分の中では大きかった。平成最後の試合でいい締めができました」
■藤田光里（トータル5アンダー・5位タイ）
「朝一のボギーでどんな流れになるのか不安になりましたが、3番で10mないくらいの長いのが入ってくれた。ギャラリーがいっぱいいるのはステップでもあったのでドキドキはありませんでしたが、最終日に名前がコールされるのと、グリーンを上がるところでコールされるのは久しぶりだったので、それはちょっとウルッとしました。懐かしいなと。この3日間はあまり気負わずに、自分ができることだけをやろうと思っていてできたので、次はこういった球を打ちたいとか、欲を出したい。細かい練習をしてもっと自信につなげたいです」
■西木裕紀子（トータル5アンダー・5位タイ）
「（自己評価は）100点です。3日間通してショットもパットも良かったので、昨日までは雨のなか、耐えて耐えてのゴルフでした。今日は最終日でいい天気で、風もなくて自分の思い通りのプレーができたかなと思います。飛距離がオフのトレーニングのおかげで伸びはじめて、ショットの精度もよくなって、体のブレもなく仕上がって連戦できている。手応えをつかみながら、あとはパターが入ればという試合運びです。最終日のノーボギー最高です」
■松田鈴英（トータル4アンダー・11位タイ）
「ジエさんがスゴいゴルフでした。自分も最近ではいちばん良かった。久々に60台でした。後半惜しいアプローチがあったけど、今日はいいプレーができました。ジエさんは本当にすごい。どこからでもパーを拾って、どこからでもバーディを獲ってくる。スゴいの一言で、圧倒されました。小技、パットもうまいですし、ここぞという時にスゴいショットを打ってくるメンタルもスゴい。勉強になりました。（令和は）鈴英（れい）の字が入っているので、みんなから『れい』の時代と言われる。親近感もあるので、自分の時代が来たと思っています」
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