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スロープレー撲滅を世界レベルで【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

エドアルド・モリナリが、欧州ツアーのスロープレーヤーリストをSNSで公開し、物議を醸している。スロープレー撲滅を訴えるという目的のためであるが、ツアーが公開していないリストだったことで賛否両論が飛び交っている。計測された回数、違反回数、罰金総額などが載った長いリストにはタイガー・ウッズや松山英樹、さらにはモリナリの実弟、フランチェスコの名もある。
話題の公開されたリストがこちら【写真】
モリナリの行動自体の是非はさておき、スロープレーが世界中のツアーで横行し、運営自体を脅かしているのは確かな事実だ。まともなゴルファーなら誰でもわかっていることだが(そう祈りたい)、スロープレーが迷惑なのは、同伴競技者だけにではない。スロープレーヤーのいる組より後から同じホールをプレーすることになるゴルファー全員に迷惑をかけることになる。プレーの遅れはズルズルとあとの組に影響を与え、遅くスタートしたプレーヤーが、日没でプレーを終えられない可能性もあるからだ。
一般ゴルファーでも大問題となるこの事態は、プロの試合ではもっと様々なところに影響を及ぼすことになる。もちろん、様々なことを考慮してスケジュールは組まれているが、それでも、日没サスペンデッドとなれば予定は大きく狂ってしまう。天候によるものなら仕方がないけれど、スロープレーのせいでは目も当てられない。
スロープレー撲滅は、今年1月からの大きなルール改正の目的の一つでもある。ショットの直前までキャディーが後方で方向を確認することが禁止されたのもそのためだ。だが、それでもまだまだスロープレーは減らない、というのがモリナリの主張なのだろう。
日本の女子ツアーのスロープレー問題については、たびたび言及している。だが、大きな改善は見られない。スロープレーヤーからは「迷惑をかけている」という自覚がなく、それどころか「自分の時間を使っているだけ」という意識が見え隠れする。そして周囲は不満に思いながらも、なかなか表に出せず、裏で悪口を言うという悪循環だ。
そろそろ、世界的にスロープレーに対するもっとはっきりした指針を出すべき時なのではないか。同伴競技者とのバランスやコンディションなど、考慮すべき要素が様々にあり、スロープレーがセンシティブな問題なのは理解できる。だが、センシティブであればあるほど隠すのではなく表に出すことで解決の方向を見いだすことは考えられないだろうか。
今回の例で言えば、ツアー側が、きちんとリストについて解説した上で、定期的に公開する。それで非難を受ける者も、同情される者も出るだろう。不満を爆発させる者もいるだろう。だが、そのいずれも表に出せばいい。水面下で行われていたことが表に出ることで、やがてきちんとした議論が生まれ、問題が健全化する。そのことを、まず、男女を問わず各ツアーが話し合い、グローバルスタンダードを作っていく。そう言った方向性を探るべき時はとっくに来ている。
スロープレーヤーリストをSNSでいきなりさらしたモリナリの行為に問題がないとは言えない。しかし、この行為が、スロープレーに対する論議を喚起したことは間違いない。欧州以外のツアー関係者が「うちの話ではなくてよかった」と、胸をなでおろすような低次元の話で終わっては元も子もない。前向きにとらえて、スロープレー撲滅の大きな動きをきちんとつくるべきだろう。(文・小川淳子)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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