<パナソニックオープンレディース 事前情報◇1日◇浜野ゴルフクラブ(千葉県)◇6566ヤード・パー72>
新元号「令和」となって最初に行われる女子トーナメント「パナソニックオープンレディース」。今大会の出場者で唯一『令』の文字が名前に入る青木瀬令奈は、「令和の第一号優勝者になれたらかっこいいですね」とタイトルへの意欲を見せた。
松田“レイワ”で頑張ります!【LIVEフォト】
所属先の「三“和”シヤッター工業」を組み合わせれば、まさに『令和』となるだけあって、縁起の良さはひしひしと感じる。「発表されたときはびっくりしました。元号が発表されたときはちょうどヤマハレディースの週で色々と聞かれました。やっぱりうれしい気持ちが強いですね」。この“令”の字は“玲”や“怜”などの候補がある中、両親が「“瀬”という字が書き数が多くて、それ以外の部分はちょっとでも少なくと考えて」と考慮されてのもの。それがこうして、元号の一文字となるのだから分からない。
シード選手に“令”の字がつくのは自分だけ。それだけに「松田鈴英ちゃんも“レイ”だけど漢字は違いますもんね。この中で令の字を私が一生で一番書いているのは間違いない(笑)」。だが、自分でも「名前以外では中々書かない字」だけあって、これまでは名前の漢字を説明するのが大変だったという。
「電話などの説明で、命令の“令”と言ってもピンとこない方も多くて。他に号令の令といっても何か違うし。でも、これからは令和の令って言ったらすぐに分かりますね。令の字の説明がしやすくなった。瀬戸内海の瀬と奈良の奈はちゃんと通じていたので、これで3文字ともちゃんと伝わるようになる。本当に良かった(笑)」。
今週は、令和の“第一号優勝”がかかる。多くの選手が狙うタイトルで、新元号に新規トーナメントとあってコースもツアーで回るのは青木自身初めてだが、「オフシーズンにプロアマなどで回っていました。ですので、コースは結構知っています」とアドバンテージがありそうだ。
加えてコースコンディションも味方しそう。「ここまでの感じだと、グリーンがそこまで硬くありません。ピンを攻めていけた選手が勝つと思います。私はグリーンが柔らかい方が得意。サマンサ(イーグルポイントゴルフクラブ)や去年の伊藤園(グレートアイランド倶楽部)など、ウッドでも止まるグリーンは私に合うかなと思います」。新たな時代の訪れとコースへの相性を追い風に、新元号最初のタイトルを目指していく。
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