<中日クラウンズ 事前情報◇1日◇名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース(愛知県)◇6557ヤード・パー70>
国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」を腰痛のため欠場した石川遼が、2010年に劇的優勝を挙げた「中日クラウンズ」でシーズン本格開幕を迎える。
石川遼の最新クラブを大公開!【写真】
レギュラーツアーとしては国内の初戦とあって、気になるのはバッグの中身。ドライバーは、今話題のキャロウェイ『エピックフラッシュサブゼロ◆◆(ダブルダイヤモンド)』を投入。エピックフラッシュサブゼロのノーマルモデルよりも、スピン量を抑えて飛距離を出すためにディープフェース設計になっているのが特徴だ。
東建では契約フリーの池田勇太が『エピックフラッシュサブゼロ◆◆◆(トリプルダイヤモンド)』を投入していたが、両モデルともフェースのバルジとロールを抑えたストレートフェースになっている。「フューチャーGOLFツアーや千葉、岐阜オープンも含めて、(レギュラーの)試合でもやっていける」と手応えは十分。ツアー外競技の「千葉オープン」での優勝を助けた新ドライバーだ。
8年以上使い続けたエースパターも変更。千葉オープンから使い始めたブレード型のセンターシャフト、『ミルドコレクションTX#2プロト』だ。「パターのほうがドライバーよりも使っている期間が短いので、タッチやラインを合わせるのにはまだ慣れが必要」としながらも、「再現性はいいし、手先を使いがちだったストロークから、体全体でできるようになったので楽しみ」とこちらも好調だ。
シャフトは38インチの中尺、インサートには重量のあるダマスカスが使われており、ソールに穴を空けて重量調整を施している。「米国でもアームロックが増えてきましたけど、ヘッドが380gくらいで、グリップも重くして、全体的に重いパターでやっている選手が多い。それとはバランスが違うけれど、普段の長さに戻してもすぐにタッチを合わせられそう」と、石川のヘッドの重量は340gほど。握り方も順手のままで、左腕とシャフトの一体感を意識しつつ、今まで通りの感覚でストロークできている。「クラブづくりはパターまでうまくいっているなと思います」と確かな手応えとともに、新装備でシーズン本格開幕に臨む。(文・谷口愛純)
1W:エピックフラッシュ サブゼロ◆◆(9.0°グラファイトデザイン ツアーAD PT-7 TX)
FW:XR 16 フェアウェイウッド 14度
UT:X フォージド UT アイアン 3番
3I:APEXプロ アイアン
5-PW:APEX MBアイアン
W:Xフォージド ウェッジ (08年) 50°58°)
PT:ミルドコレクションTX#2プロト
BALL:クロムソフトX
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