<全米プロゴルフ選手権 事前情報◇15日◇ベスページ・ブラックコース(米国ニューヨーク州)◇7432ヤード・パー70>
「正直かなり長い…、チャンスはないかな…」。4月の「マスターズ」に続き、「全米プロゴルフ選手権」で今季2度目の海外メジャーに挑戦する今平周吾は、舞台となるベスページ・ブラックコースの難易度に嘆き節だ。
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今平は先週の国内男子ツアー「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」に出場。最終日までプレーしたため、13日(月)に渡米し、コース入りしたのは開幕2日前の14日(火)という強行日程だった。そして、14日に18ホール、本日15日(水)には9ホールをプレー。明日からの開幕に向けて、コースの感触を確かめたのだが…。
「先週、(片山)晋呉さんと回った時にベスページについて聞いたら、“話にならないよ。日本人じゃ太刀打ちできない”っていわれたんです。その時はコースを見てないし、長いとは聞いてもイメージができませんでした。でも、ラウンドしてみたら、正直かなり長く感じたし、これは厳しいなって思いました」とモンスターコースに圧倒される結果になったわけだ。
しかし、そこは日本の賞金王。ただ下を向いてばかりではない。「まず大けがしないように曲げないこと。それが秘策ですかね。今日(15日)は、風が吹いたので風の練習もできましたし、フェアウェイもそこまで狭くないので、しっかりフェアウェイをとらえて、あとはアプローチ勝負…、という感じに持ってけたらいいですね」と明日からのプランを話した。
また、今大会では先週から新たにタッグを組んだ、藤田寛之が賞金王戴冠時にバッグを担いだ梅原敦キャディの存在も心強い。「知り合いが梅原さんと面識があったことがきっかけですが、オフに新しい感じでゴルフをしたいという気持ちがあって、今年は何試合かお願いすることにしました」とトータルで9試合ほど、タッグを組む予定だという。「まだ1試合ですけど、ラウンド中にいろいろ気を配ってくれますし、心強いです。オフに考えた新しい感じも見えてきています」。
「初日が大事だと思いますので、ベストを尽くしていいスコアで上がりたいですね。予選通過を目標に頑張ります」と話した今平。はたして、米国屈指のモンスターコースを相手にどのようなプレーを見せるのか。まずは初日のプレーに注目したい。(文・田辺直喜)
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