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河本結は1オンイーグルも痛恨の一打で終戦　2週連続の悔し涙

＜リゾートトラストレディス 最終日◇2日◇グランディ浜名湖ゴルフクラブ（静岡県）◇6560ヤード・パー72＞
込み上げる涙を最後まで抑えることはできなかった。前半でスコアを3つ伸ばし一時は首位に立った河本結だったが、後半に失速。18番グリーンでパーパットを沈めると、「悔しさが込み上げた」と目頭を押さえた。
中盤にはタイガーばりのガッツポーズ！【写真】
前半は会心のゴルフだった。5番でボギーが先に来たが、これで吹っ切れたのか6番、7番と連続バーディを奪うと、8番パー4ではピンまで270ヤードのティショットで、「イメージ通りでした」とワンオンに成功。5mのイーグルパットを沈めて、最終日に赤いウェアを着るほど憧れるタイガー・ウッズ（米国）ばりに右こぶしを地面から天に突き上げた。
だが、全ての風向きが変わったのは、パー3ではツアー2番目タイとなる長さ（210ヤードと）の12番パー3。「右からのアゲインストなのにフォローだと思ってしまって…」と風を読み間違えると、ボールは手前のバンカーへ。「絶対に入れちゃいけないところでした」とボギーを叩くと、「それが後半の伸び悩みにつながったと思う。いい流れを全て切ってしまった。切り替えられなかった…」。そこからは3日間で難易度最低の16番（パー5）でバーディを奪えないなどかみ合わず、結局首位とは2打差のトータル12アンダー・3位タイに終わった。
「めっちゃショック…というよりも自分への怒りですね。バックナインで伸ばせないのは自分の実力のなさ。自分に負けたことが悔しい」と話しているうちに、また涙がこぼれてきた。来週はオープンウィークとしている。「来週の1週間で修正して戻ってきたい」。先週に続く2週連続となる涙の惜敗。自身がさらに強くなるための礎にするしかない。（文・秋田義和）

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