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右肩痛、腰痛の不安は解消　香妻琴乃の次なる課題は？

＜ヨネックスレディス 初日◇7日◇ヨネックスカントリークラブ（新潟県）◇6456ヤード・パー72＞
昨年の「マンシングウェアレディース東海クラシック」でツアー初優勝を挙げたものの、今季はここまで47位タイが最上位と苦戦を強いられている香妻琴乃。だが、「手応えは感じています」と少しずつ光が見えてきているようだ。
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まず、3月末に水がたまったことで発症した右肩痛の不安が解消された。同じマネジメント会社に在籍する青木功に紹介してもらった病院で見てもらい、いい方向へと向かっていたが、なんといっても先週打ってもらった「筋肉を緩くする」注射の効果が抜群だった。「痛みがとれました。もう大丈夫です。スイングにも違和感などの影響はありません」。もともと慢性的な腰痛も抱えているが、そちらにも同じ注射を打ったことで「効き目ありますね」と、ケガは確実に快方へと向かっている。
次なる課題はスイング面。腰、右肩のケガの影響で「スイングすることが怖くなって、振れなくなっていました」と持ち前のフルスイングが鳴りを潜めていた。「合わせ打ちばかりになって、飛距離も出なくなって、縦の距離も合わなくなっていた」。ケガの状態が良くなってきたことで、より改善に取り組めるようになった。
そこで「ほけんの窓口レディース」の翌週は出場せず、1週間コーチとともに打ち込んだ。打ち込み明けとなった先週の「リゾートトラスト レディス」ではまだまだといったところだったが、その後も何日も練習を重ねたことで「今日は60％くらいできていました」とショットが復調し2アンダー・16位タイとまずまずの滑り出し。何よりも「まだ徐々に、という感じですが、手応えはあります」と上向いていることを感じられることがうれしい。
1週間をスイング調整に割くことができたのは、練習できる体の状態に加えて、1年間のシードがあるということも大きい。「昨年は6月末のリランキングを気にしながらだったので、試合を休んで調整というわけにはいきませんでした。今年は1年間出場権があるので、休みや練習をするスケジュールを組めるのは大きいですね」。シード選手である恩恵をフル活用しながら、焦らず一歩ずつ上昇への道を歩んでいく。（文・秋田義和）
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