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バースデーウィークを祝福したい！　ショットメーカー・青木瀬令奈の秘かな狙い

＜ニチレイレディス 初日◇21日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県）◇6548ヤード・パー72＞
首位と2打差の3アンダー・6位タイグループにつけた青木瀬令奈。今週は3日間60台を出すことを目標にしているが、まずは第一関門突破にホッとした表情を見せた。
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「開催コースの袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コースはグリーンが小さいので、アプローチがうまくいかないといいスコアが出ないんですよ。ピンが手前のエッジに近いときは、グリーン手前にワンクッションさせるアイアンショットも必要ですしね。そのためには、フェアウェイをしっかりキープしないといけません」。フェアウェイキープ率が高く、アイアンショットにも自信がある青木にしてみれば、もっとスコアを伸ばしたいところだったが、ボギーを2つに抑え、5つのバーディを奪えたことには合格点を出した。
また、「69」をマークした要因の一つには、吉本ひかる、中学生アマ・清本美波とのグルーピングにもあった。「プレースタイルが似ているというか、皆、刻むところは刻むし、決断も早いので気持ちよくラウンドできたんです」と青木。確かに、どの選手も小気味よくポンポンとボールを打っていた。
昨年は6試合でトップテンに入った青木だが、今季は12位タイが最高と本来の力を出し切れていない。10月の「日本女子オープン」最終予選免除となる賞金ランキング30位以内（NEC軽井沢72ゴルフトーナメント終了時）に入るためにも、この大会では一つでも順位を上げておきたいところだ。
「実は、今週は関係者のバースデーウィークなんです。コーチである大西翔太さんの誕生日（6月20日）と父の誕生日（6月19日）、大西コーチのお父さんの誕生日（6月23日）が集中しているので、できればいい結果を残して祝福したいですね」と笑顔を見せた青木。雨の影響でグリーンが多少軟らかくなっているものの、最終日はピン位置が厳しくなることが予想されるだけに、より一層ショット力が問われる。その勝負を制して、2年ぶりの優勝を飾りたいところだ。（文・山西英希）

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