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「久しぶりの優勝で緊張しました」 ホストプロ・小田孔明が『JOYXオープン』を制す

<JOYXオープン 2019 最終日◇23日◇JOYXゴルフ倶楽部 上月コース(兵庫県)◇7039ヤード・パー72>
プロゴルファーのマネジメント会社のJOYX(ジョイックス)が主催するツアー外競技の「JOYXオープン」。2014年賞金王で、同マネジメント会社所属の小田孔明が6バーディ・ノーボギーの「66」で回り、首位タイで並んだ新木豊とのプレーオフを制して、第1回、第2回に続く大会3勝目を挙げた。1打差の3位タイに石川遼らが入った。
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「選手に戦う場を作る」ことを目的にJOYXが“手作り”で開催する今大会は、シード選手らツアーで戦うトッププロをはじめ、予選会を勝ち抜いたプロ、アマチュアが参加する1日競技。毎年実力者がそろうが、今年は歴代賞金王の石川遼、伊澤利光、小田をはじめ、藤本佳則や武藤俊憲、久保谷健一、昨季初優勝を遂げた秋吉翔太、出水田大二郎ら、ツアーの一線で戦う選手が多数出場した。
ツアー級のハイレベルな戦いを制した小田。ツアー通算8勝、ツアー外競技で22勝と“常勝者”だが、久しぶりの緊張感に包まれた。プレーオフ1ホール目、フェアウェイから2打目を打つ前に「“ふわーっ”て感じで体が変でした」。ツアーでは14年以来勝利から遠ざかっている。ツアー外競技でも1年以上優勝をしていない。緊張感から得意のアイアンショットが「右にぺらった」とピンまで17mの遠いところに乗った。対して新木は、右ラフからの2打目をグリーン奥のエッジまで運び、3打目のアプローチを30cmに寄せた。傾斜の強いグリーンで下りのスライスライン。小田の“3パットボギー”の可能性もあったが、「2m曲がる」と読んだラインとタッチが合い、ボールはカップに吸い込まれた。
「(プレーオフのバーディパットが)まさか入るとは思いませんでしたが、久しぶりの優勝でうれしいです。いい緊張感でした。“地区オープン”23勝目です」とかつての勝ち慣れた感覚が戻ってきた。「40歳を過ぎてアイアンの球の高さを出すためにカーボンシャフトに替えました。200ヤードぐらいの距離が楽です。ドライバーの調子も上がってきたので、この勢いでツアーでも優勝したいですね」。所属マネジメント会社の大会で、“ホストプロ”ということもあり、大会関係者から祝福の嵐。今度はツアーでの優勝報告を届ける。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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