最新ゴルフニュース

日本プロの開催はどうなる？　「72H完結を目指す」変則大会の可能性も

＜日本プロゴルフ選手権 事前情報◇3日◇いぶすきゴルフクラブ（鹿児島県）◇7212ヤード・パー71＞
記録的な豪雨に見舞われている九州地方。指宿はこの日も強い雨風が続いており、早朝に練習ラウンドをスタートさせた選手、コースを歩いて見て回る選手もいたが、午前10時を過ぎたころには練習ラウンド中断の知らせが入った。
先週の最終日は中止…　なんとか…【写真】
午後2時30分に日本プロゴルフ協会の倉本昌弘会長らが記者会見を実施。「避難されている方々にお見舞い申し上げたい」（倉本）と挨拶し、「72ホール完結したいと考えている」と発表した。初日となる4日（木）が最も悪天候が予想されているが、4日間のうち1日が中止になったことを考えて、セカンドカット（2段階の予選落ち）を取り入れて7日（日）に36ホールを行うこと、予備日の8日（月）を使っての競技実施なども視野に入れて準備を進めている。
この日の午前9時35分に鹿児島市全域に避難指示が出ており、指宿市は11時35分に避難勧告が発令された。「指宿市長はぜひやってほしいと言ってくださった。やりたい気持ちはあるが、人命はまた別の話。しっかりと情報をとりながら開催したい」と、大会協賛の岩崎グループと協力し、安全対策を徹底する方針だ。
会見に出席した昨年覇者の谷口徹は、「たくさんの方が避難されており、選手たちも気にしている中での開催ですが、試合をやることができればディフェンディングチャンピオンとして頑張りたい」と語った。
倉本によれば、コースの水はけはよく、降雨が続いてもグリーンやフェアウェイに水がたまっている箇所はないという。2004年大会は54ホール短縮で行われたが、戦時中を除いて「日本プロゴルフ選手権」が中止となったことはない。初日については、午後4時の気象庁の発表を踏まえて決定を下す予定だ。（文・谷口愛純）

<ゴルフ情報ALBA.Net>