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ホームランバッターはスタンス狭め 松田鈴英のインパクト音を聴け!【辻にぃ見聞】

新規トーナメント「資生堂 アネッサ レディス」が終了。いよいよ後半戦へと入った国内女子ツアー。メジャー3試合を残す後半戦に向けて、上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が後半戦の注目選手として真っ先に挙げたのが若き飛ばし屋・松田鈴英だ。
これが松田鈴英の今年のインパクト音!【スイング動画】
■持ち前のショット力は去年よりもさらにパワーアップ
昨シーズンフル参戦初年度ながら賞金ランキング11位。初優勝こそなかったが、大きく存在感を発揮した松田。2017年のプロテストで勝みなみ、新垣比菜ら黄金世代を抑えてのトップ合格がフロックではなかったことをはっきりと示した。
初優勝を目指して挑んだ今シーズン。前半戦で初優勝を挙げることはなかったが、開幕戦で5位タイに入るなどトップ5が3度。早々に賞金シードのボーダー(昨年実績)である2400万円を突破している。
成績以上のインパクトを残しているのがショット力。飛距離は、昨季もドライビングディスタンス8位と定評があったが、資生堂を終えて3位とさらに上昇。「中京テレビ・ブリヂストンレディス」では打ち下ろしとはいえ364ヤード飛ばし、大きな話題を呼んだ。
向上したのは飛距離だけではない。パーオン率は2位、ボールストライキング(ショットの上手さを表す数値)で4位と安定感も増した。このオフにスイングを調整するとともに、トレーニングと栄養管理を学びパワーアップ。「体が大きくなって安定感が出てきました。それと去年はこの時期に体重が7キロ落ちたけど、今年はまだ1キロしか落ちてない。また、ランニングをしていることで下半身が強くなり、終盤でも下半身がブレなくなった。それが安定感につながっていると思います」と本人は話している。
■『バチコーン!』を生み出す腰のキレ やはりスポーツの基本はランニング
松田のショットを辻村氏も「ツアーで一番すごいインパクト音。バチコーンという分厚い音がする」と賛辞の声を惜しまない。「去年よりも体が大きくなりましたが、特に下半身がしっかりしてきました。体を大きくしてスイングを崩してしまう選手もいますが、松田さんの場合はしっかりと生きています」と鍛えた結果がしっかりとショットに反映されている。
「アドレスからトップまで足の形がほとんど変わらない。ここで下半身が崩れないから、ためたパワーが逃げない。そして松田さんの一番良いところは腰のキレ。切り返しからダウンスイングにかけて下半身から徐々にパワーを解放していき、グッと腰が回るからヘッドが走る。そのパワーが去年以上です。よく“パンチ力がある”という表現をしますが、松田さんのパンチは腰で叩いているようにすら見えます。これができるのはランニングを始めたトレーニングでしっかりと下半身を鍛えているからに他なりません」(辻村氏)
■ホームランバッターはスタンスが狭い選手が多い
そんな松田がスイング中に気をつけている点は2つ。「トップでシャフトがクロスしないこと」、そしてもう1つが「スタンス幅が広くなりすぎないようにする」ということ。辻村氏は「クラブのヘッドが立って入るのが松田さんがドライバーもアイアンも飛ぶ理由。ですが、それが上から被りすぎるのを防ぐために、この2つをチェックポイントをとしているのでしょう」と分析。そしてスタンスについて、さらに続ける。
「野球でも飛ばす選手はスタンスが狭い選手が多い。この前メジャーリーグを見ていましたが、コディ・ベリンジャー選手※も狭いスタンス幅でコマのようにくるっと凄まじい速さで腰を回し打球を飛ばしていました。ゴルフも同じです。もちろん例外もありますが、松田さんもスタンス狭めで、バックスイングでためた下半身のパワーを腰の瞬時の回転で腕、そしてクラブに伝えている。スタンスが広すぎると腰が回らなくなるんです」(辻村氏)
だからこそ、チェックポイントとしているのでしょうと推測する。「ただ、選手心理として重心を下げたい、安定感を上げたいということで知らず知らずのうちにスタンスが広くなってしまうことがあります。そのための確認でしょう。もちろんワイドスタンスをとることが悪いことではありません。要は自分のスイングに合っているかどうかです。逆に言えば狭いスタンス幅でも重心を落として地面を噛んでいなければダメ。ゴルフというスポーツは良い状態を続けているつもりでも、知らず知らずのうちに意識しすぎて、“やりすぎた”状態になることがありますから。ちょうど良いバランスを見つけることが大事です」。
※コディ・ベリンジャー
ロサンゼルス・ドジャース所属の内野手。23歳。ナショナル・リーグのシーズン本塁打新人記録保持者(39本)であり、今シーズンは前半戦だけで30本ものホームランを放ち、ナ・リーグの本塁打ランキングで2位につけている。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、山村彩恵、松森彩夏、永井花奈、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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