<第4戦ALBAレディストーナメント 最終日(1日競技)◇2日◇ザ・クラシックゴルフ倶楽部(6320ード・パー72)>
将来有望な若手女子プロゴルファーに“賞金のかかる試合の場”をより多く提供し、若手選手たちの経験値を増やして、国内ツアーをはじめ、世界で活躍する魅力ある選手の輩出に寄与していきたい、という理念のもと実施される「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」(共催:株式会社マイナビ、GOLF Net TV 株式会社ほか)。
開幕戦パーゴルフチャレンジで優勝カップを掲げる土方優花
8月2日(金)に第4戦「ALBAレディス」がザ・クラシックGC(福岡県)で開催され、1998年生まれの黄金世代・土方優花(ひじかた・ゆうか)が2位に3打差をつける「66」をマークし、開幕戦に次いで、見事2勝目を飾った。
「初戦で優勝してから練習場やコースに行くと、いろいろな人々に『マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー』初戦で優勝していたのを見てたよ!と言っていただいて、声をかけてもらうことが多かったんです。でも、そこから結果を出さないといけないと思いすぎたのか、重圧を感じてしまい、その後のプレーがおかしくなってしまいました」と語る土方。2戦目、3戦目も出場したものの本来のプレーとは程遠いラウンドとなった。
重圧を受けて思い通りにプレーできなかった状況を、昨年すでに経験している。2018年のクォリファイングトーナメント(QT)はサードまで進んだが、最終日にスコアを崩して惜しくも敗退。女子プロテストも最終予選会で不合格となった。結果を出して早く黄金世代の同級生に追いつきたいという焦りが、本来のプレーを奪ってしまっていた。
「今日すごく感じたのは“ひとつ私は上手くなれたんじゃないか”ということ。結果を出そうと思い込む前に、“このライでどんな番手でどんな球を打つ”といった目の前の一打一打に集中することがすごく重要だと感じましたし、それによって自然と結果につながるんだ!と実感しました。このような経験を続けていければ、プロテスト合格やQT突破へとつながるはずです」
今後も「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」に出場し続けるという土方にとって、このツアーに出場することは大きな意味を持っている。実戦経験が少ない状況で、悔しいラウンドとなった後に修正できる場があることは、成長を願う彼女にとっては非常に大きなこと。瀬田北GC北コース(滋賀県)で開催される第5戦「マイナビカップ(9月17日)」で、さらに成長した姿を見せたいところだ。
【ALBAレディストーナメント成績上位者】
優勝:土方優花(-6)
2位T:濱野朋香(-3)
2位T:成澤祐美(-3)
4位: 山田彩歩(-2)
5位T:脇元桜(-1)
5位T:佐久間夏美(-1)
5位T:加藤沙弥(-1)
5位T:高橋亜可里(-1)
5位T:天本ハルカ(-1)
5位T:折茂ひまわり(-1)
5位T:鈴木愛沙美(-1)
<ゴルフ情報ALBA.Net>