「全英AIG女子オープン」で、日本選手として42年ぶりの海外女子メジャー優勝を果たした渋野日向子。6日(火)に大勢のファンが出迎える中帰国し、記者会見が行われた。変わらず笑顔で登場した渋野の、記者会見での一問一答をお届けする。
優勝から一夜 渋野日向子は何を語った?【翌日インタビュー】
■挨拶
「この度はお忙しいなかお集りいただきありがとうございます。42年ぶりの日本人優勝をすることができました。緊張していて何を喋っていいか分からないですけど、うれしいです。ありがとうございます」↓
■今の気持ちは?
「(出迎えが)想像以上ですごくビックリしました。イギリスに着いた時から日本に帰りたいと思った。やっと帰れたのでよかった。日本がいいなと思って。(飛行機では)寝て、ご飯食べて、寝てフルーツ食べて。JALからケーキをいただいて、それを食べました。すごくおいしかったです」
■周囲からの祝福の連絡は?
「1000件弱くらい。かなり来ました。まだ返しきれてないです。まだ、すごいことをした実感があまりない。だんだん湧いてくるかなと思います。
■全英については?
「特に緊張もしてなかった。出だし3番でダボを打ってしまって、攻めた結果なので怒ることはなかったけど、だんだん悲しくなってきた。最後のほうは緊張してきたけど、お菓子を食べてほぐしてた。
■どうやって気持ちを切り替えている
「どうしてもスコアを落とすと怒ってしまうので。4パットはオーバーして返しも難しくて入らなくて。攻めた結果なので、怒ることはなかったですけど、切り替えは食べ物を食べる。ギャラリーの声もすごかったので、その声で切り替えることができました」
■優勝はいつ意識した?
「3日目終わって単独首位。そこから意識してました。最後のバーディパットが入って確信。映像見たけど、かなり強かったですね。(優勝したときは)驚きすぎて涙もでないくらいビックリしていた。泣きそうになって、顔を手で覆ったけどまったくでてこなかった。なんでだろう。うれしかったんだと思う」
■スマイルシンデレラと呼ばれることは?
「シンデレラはよくいいすぎ。回ってる途中もギャラリーから声援をいただいて、それで知ってもらったのはすごいうれしい。名付けていただけるのはうれしかった。でも言い過ぎですね(笑)」
■笑顔でふるまう理由は?
「プロゴルファーはギャラリーがいて魅せる競技。楽しんでもらうには自分が心の底から楽しまないとみんな楽しくない。心がけています」
■メンタルを保つの秘訣
「今までも喜怒哀楽は激しいほう。スコアを落とすとか。ここ1年は自分でも分からないくらいの結果を出して、こんなところでそれはいるのとかある。なんでだろう」
■技術的な向上は?
「パッティングは数値的にも上がってるので、技術的にも成長。ボギーのあとのバーディを獲る率が上がっている。技術が気持ち前より上がっているのは、数値みて思う」
■ソフトボールは今に生きている?
「ソフトでピッチャーをしてた。ピッチャーは一番大事な役なんで、自分が崩れると負ける。フォアボールを出したり、打たれても切り替えて次。そういう経験はゴルフに生きている。ソフトは団体。みんなで力を合わせてという競技が大好き。やっていてよかった」
■ゴルフ1本に絞った理由は?
「中学男子の野球部に入って、ゴルフは続けて。中1で岡山ジュニアで優勝。ステップ(ステップ・アップ・ツアー)に出て、プロと回った時にプロゴルファーっていいなと。野球部も朝練しかいけず、午後はゴルフ。体力の差もある。監督が中2でゴルフ一本に絞ったらと言ってくれて、絞りました」
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