<日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯 事前情報◇9日◇チェリーヒルズゴルフクラブ(6425ヤード・パー72)>
岡本綾子がセッティングを担当する国内女子メジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」。8月26日(月)に行われた今大会の公式記者会見では、今年のコースについて岡本が「例年になく短い」と話し、総距離の短い中でのスリリングな戦いになることを示唆した。
プロテスト直後の原英莉花 スーツ姿がグッド【写真】
そのなかの1つが10番ホールだろう。打ち下ろしのパー4で300ヤード。昨年のプロテストでは1つ後ろのティボックスを使用しており335ヤードだったが、今大会では1つ前に出てワンオン狙いを誘うセッティングとなっている。ただし、グリーン手前から右側はバンカーだが、左側には池がパワーヒッターたちの行く手をはばむ。
昨年のプロテストに出場していた原英莉花は、10番に着くなり「えっ!?300ヤード!?去年のプロテストは、もう1つ後ろだったのに」と驚きを隠せない様子。練習ラウンドに帯同していた関係者から「ワンオン狙う?」と聞かれると「やらないでしょ(笑)」と5番ウッドでティショット。理由を聞くと「ドローヒッターなので」と左の池を警戒したかたちだ。
一方、ツアー屈指の飛ばし屋・葭葉ルミは「(狙うかは)ピンポジション次第」と発言。「3番ウッドだと中途半端な距離ですし、いけそうだったら行くと思います。右のバンカーに入れても寄せられるピンだったら。ドライバーは自信がありますし、近くまで行っちゃったほうが楽なケースも多い。臨機応変にやりたい」と場合によってはゴーサインが出そうだ。
その葭葉を上回るドライビングディスタンス1位の穴井詩は、この日の練習ラウンドは5番ユーティリティで「刻み」をチョイス。キャディによれば「右もOBがあるので無理する必要はないかなと話しています」と慎重に判断していく構えだ。
午前午後スタートに分かれる4日間大会のため、注目選手たちも予選ラウンドで10番ティからスタートする可能性は一度は必ず出てくる。朝一のティショットから、マネジメント力、ショット力を試されるメジャーとなりそうだ。
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