<コマツオープン2019 初日◇12日◇小松カントリークラブ(石川県)◇6917ヤード・パー72>
米男子ツアー3勝、日本男子ツアー10勝の丸山茂樹が、シニアツアーデビューを飾った。
女子会場では今日もシブコスマイルが炸裂です!
大会初日となる12日、ちょうど50歳を迎えた丸山。3バーディ・4ボギー・1ダブルボギーで3オーバーの57位タイと、記念すべき初日の結果はもう一つだったが、主催者のコマツよりミニチュア建機960Eダンプトラックが贈呈されたほか、ホールアウト後には誕生日ケーキもプレゼントされ、本人の口も滑らかだった。
「50歳? ちょっと恥ずかしいですね、もう50ですから(笑)。それに自分の歴史上、誕生日のときはあまりよくない。今日も何となく朝からリズムが悪いなと思いながら、1日が始まりました。その悪い予感が的中したというか、いつも忘れないようなものを忘れたりとか。気にするわけではないのですが、何となく嫌だなと思ったら1日中よくなかったですね。でも、誕生日のときはいつもこんなもん。楽しくやれたからよかったかなと思います」
故障した左手親指ツケ根に負担をかけないため、ベースボールグリップを模索しながらのシニア入り。レギュラーツアー出場は2016年ANAオープンが最後で、今年も試合に出たのは千葉オープン、岩手県オープン、札幌オープンの3試合しかない。試合勘からも遠ざかっているが、
「久しぶりに試合に出て変な緊張感もありましたし、うまくいくわけがないなと思いながらやっていても、やっぱり自分のパフォーマンスが効かないというのは非常にもどかしい。シニアとレギュラーのツアー差? そんなに大きな感じはないです。ボクが若いころにやっていたときの先輩たちがいっぱいいるので、何となく懐かしいなと思う気持ちのほうが大きいですね」
さらに続けて、
「正直、最初から大したことができると思ってここに来ているわけではないので、まずはとにかく頑張って、見に来てくれる方が少しでも喜んでくれたらいいかなと思います」
と今の気持ちを語ったが、最終18番パー5ではバーディを奪い、ひときわ大きな歓声が上がっただけに、丸山にとっても刺激だったろう。。
「バーディパットが入ってしまいましたね(笑)。でも、うれしいですね。頑張れ、頑張れっていっぱいいってくれたので、非常にありがたいな思ってプレーしていた1日でした」
その明るいキャラクターはシニアツアーの活性化に間違いなく一役買いそうだが、「もどかしさ」を克服して試合で活躍していけば新しい見どころともなる。シニア入りした丸山の成績から目が離せなくなりそうだ。
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