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克服した“左の池”のトラウマ 「長かった」柏原明日架がプロ6年目で初V

<ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日◇29日◇利府ゴルフ倶楽部(宮城県)◇6505ヤード・パー72>
いつ勝ってもおかしくない。そういわれてプロテストに合格してから6年。ようやく、ようやく柏原明日架がうれしい初優勝を手にした。「この場に立つのに6年もかかってしまった。長かったですね。日頃から応援してくださるみなさまにたくさんの心配をかけてしまった(笑)。一人ではここに立てなかった。少しは恩返しできたと思います」と悲願に言葉を詰まらせた。
泣いていいんだよ、明日架さん…【大会写真】
2014年の「ほけんの窓口レディース」で優勝争いに加わり6位に入るなど、アマチュア時代からプロトーナメントで結果を残し、高校1年生で「KKT杯バンテリンレディス」を制した勝みなみをはじめ、永井花奈、堀琴音、森田遥らとともに女子ツアーに“アマチュア旋風”を巻き起こした柏原。さらに同年のプロテストに一発合格、ここでも、いつ優勝してもおかしくないと評された。
だが、下馬評通りにことが進まない。プロ入り後はトラウマとの戦いの日々となってしまったからだ。はじまりは片山津ゴルフ倶楽部で行われた15年の「日本女子オープン」。単独首位で最終日の17番(パー3)ホールを迎えながら、ティショットを左の池に入れてトリプルボギー。初優勝が手からすり抜けた以上に、この結果は柏原に傷として刻み込まれた。
それ以降、優勝争いの中でなくとも、左に池があるホールでは気になってしまう。「ロケーションで反応してしまう。悪いイメージがある。吹っ切れなくなった。忘れたくても忘れられない」。ティイングエリアに立つたびに、マイナスな感情が込み上げてくるようになる。
また、優勝争いをしているときに今まで以上に弱気の虫が出てくるようになった。何かやらかしてしまうのではないか。ネガティブな思いはマネジメントから勇気を奪い、パッティングは届かなくなる。“最も初優勝に近い選手”の愛称は、いつまで経っても離れてくれなくなっていた。
奇しくも今大会の舞台、利府ゴルフ倶楽部の15番ホールも左に池があるパー3だった。予選の2日間はパーでしのいでいたが、2位以下に4打差をつけて単独首位で迎えたこのホール。追いかけてくるのは“黄金世代”の畑岡奈紗。悪い予感めいたものは当然あった。それでも自分にいい聞かせた。「“自分ならできる”と思ってティに立ちました。キャディさんの声も、声援も大きな力となった。逃げないで行く」。
7番アイアンで放ったこのティショットはグリーンをオーバーしたが、自分を大きく変える一打となった。「ピンに対して攻めていけた。逃げてミスしなかった。前向きにトライできたと思う」。ここをパーとし優勝を確信、17番ではボギーを叩いたが強気のパッティングがオーバーして3パットとなったもの。攻める気持ちを失わず、最後まで弱気の自分に打ち勝った。
初優勝を挙げられただけでなく、“苦手”としていたロケーションを克服できたことは大いに自信になる。「これで少し払拭できたと思います。今となっては苦しんできたことも良かったと思えます」。びびっていた自分はかなり小さくなった。
次戦は因縁の「日本女子オープン」。コースは違えど、思いの詰まった大会であることに変わりはない。「多くの人に支えられて優勝できました。その感謝の気持ちはきょう十分に味わいたい。そして早く2勝目を挙げられるように、火曜日からまた気持ちを切り替えて頑張りたいと思います」。弱気な自分を隠すための強気な発言ではない。自然体の強さを持つ23歳がそこにいた。(文・秋田義和)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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