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状態は悪くないのに決まらず　畑岡奈紗は優勝逃し「収穫はない」とバッサリ

＜ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 最終日◇29日◇利府ゴルフ倶楽部（宮城県）◇6505ヤード・パー72＞
優勝候補の筆頭がもろくも崩れ去った。「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」最終日、2017年の覇者で1打差の3位タイから出た畑岡奈紗は3つのバーディを奪ったものの5ボギー。「74」と苦しいゴルフでトータル5アンダーの7位タイで3日間を終えた。
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1日通してパッティングが決まらなかった。「惜しいのが蹴られまくったのでもう入らないなと。逆に開き直って打つしかないなと思いました。そこからリズムを崩しましたね」。攻勢に転じたい後半の14番では、ようやくティショットをフェアウェイに置けたが2オンを狙った2打目は当たりが悪くバンカーへ。「うまくかみ合わなかったですね」。グリーン上から始まった負の連鎖は、ショットにまで蔓延した。
この結果にはどうしても厳しい表情となる。3日間の収穫を聞かれても「ないですね」とバッサリ。逆に次週への課題については、「今週は体を来週の日本女子オープンに向けて整えるほうに重点を置いていました。しっかりとトレーニングできていますし、自信を持ってプレーするだけだと思います。ショットもパットもそんなに悪いわけではなく、うまく決まってくれなかっただけなので、悪いほうには考えていないです」と話す。
いよいよ去年ユ・ソヨン（韓国）に破れ、3連覇を逃した「日本女子オープン」へと向かう。「いい流れで入りたかったですけど、今回は悔しい気持ちのほうが大きい。でも気持ちを切り替えて、状態は悪くないので、また4日間戦えるように頑張りたい」。この悔しさを晴らすにはうってつけの舞台。今大会のぶんまで、来週は初日からフルスロットルでいきたい。（文・秋田義和）
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