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平均パット1位の石川遼 “船底シューズ”を使った秘密練を告白

<トップ杯東海クラシック 事前情報◇1日◇三好カントリー倶楽部 西コース(愛知県)◇7295ヤード・パー71>
国内男子ツアー「トップ杯東海クラシック」の練習日。午後にコース入りし、ドライビングレンジでの調整を終えた石川遼が見慣れないシューズを手に試履を行っていた。それは契約するキャロウェイアパレルが10月8日から発売する『キャロウェイ バルトレイナー』という練習用シューズのようで、ソールが船底のようにアーチ型になっていることが特徴だ。
これも平均パット1に貢献!【写真】
靴底が丸まっているこのシューズは、履いて立ち上がるだけでバランスディスクに乗るのと同じ効果をもたらしてくれるという。石川も、「履くだけで姿勢がよくなる気がする」とその性能を評価した。「実は以前から自宅でのパター練習でこのシューズを使用していますが、ストローク中に重心がどのようにブレるのかを感じ取りやすいんです。ボクの場合、さらに目をつぶって打つようにしていますが、バランスを取るのがかなり難しくなるので、練習効果が何倍にもなるんですよ。一本ゲタとかも持っていて練習に活用していますが、シューズとして履けて同じ効果があるのはうれしいですよね」。
今年の平均パット数1.7074で1位に君臨する石川だが、安定したストロークの原動力は自宅での秘密練にあったようだ。「だいたい調子が悪いときは、重心が動いているんですよね。それを矯正するには、こういうシューズを履いて、“重心だけ”に集中して打つのが効果的です。意識がすべて下半身に向かうと、自然に上半身がリラックスしてくれるんですよ」。何もない状態で、プロのように重心を感じてストロークするのは難しいが、あえて不安定な状態をつくれば、重心も感じやすくなる。「このシューズを履いて、違和感なく立てたらかなり安定したアドレスができているということ。ぜひ試していただきたいですね」。
今季2勝を挙げて、賞金ランキング1位を独走する石川。安定感を増したショットに加え、得意のパッティングにも磨きがかかったとなれば、まさに鬼に金棒。シーズン終盤の戦いに向けて、盤石の態勢が整っているようだ。(文・田辺直喜)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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