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武藤俊憲、「かかってこんかい！」の呼びかけに若手からの挑戦状はある？　ない？

＜トップ杯東海クラシック 事前情報◇2日◇三好カントリー倶楽部 西コース（愛知県）◇7295ヤード・パー71＞
前週の「パナソニックオープン」で2位以下に4打差をつけて優勝した武藤俊憲。最近の若手プロに対して何か意見がないかと求められ、「ガツガツしている選手が少ないですよね。もっと賞金を稼げるチャンスがあるのにもったいない。かかってこんかい！といいたいです」と語っていた。メディアにも取り上げられただけに、若手から何か反響があったのか聞いてみると…。
武藤俊憲の優勝の瞬間を見守る谷口徹ら　ちょっと心配そう？
「さすがらに先週のゴルフを見て、『胸を貸してください』といってくる若手はいなかったですね。それだけ会心のゴルフでしたから」と、あらためて胸を張った。
5打差の3位に敗れた石川遼からも、「武藤さん、おかしいです。あんなにバーディを獲られたら追いつくのは無理ですよ」と今週改めていわれたという。ただ、4年ぶりの優勝を飾るまで今季は「ダンロップ・スリクソン福島オープン」での7位タイが最高順位だった武藤。けっして満足のいくシーズンではなかっただけに、けっして大きなことをいうつもりはなかった。
しかし、自分のこと以上に男子ツアーが盛り上がりにかけていることに不安を感じていたのは事実であり、何とかして盛り上げたい気持ちから、若手に刺激を与えることばを発したのだ。
もちろん、そのことばを口にした以上、結果を出さなければいけない思いもある。「成績もそうですし、ドラコンにもエントリーさせてもらいました」と、ドライビングディスタンス41位ながら、土曜日に行われるドラコンにエントリーした。それも、ベテランとしての心意気を若手に示したかったからだ。
振り返ってみれば、練習仲間として慕っている谷口徹から、叱咤激励を受けてきた武藤。そこで悔しい思いをしたからこそ、41歳になっても頑張っていられる自分がいる。今度は自分が若手の壁になることができれば…。憎らしいベテランへの階段を今週も登っていくつもりだ。（文・山西英希）

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