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自分のゴルフに妥協は一切ナシ!今平の視界にはトップテンも賞金ランクも入っていなかった【記者の目】

先週の「トップ杯東海クラシック」で7位タイに入った今平周吾。今季は国内ツアー16試合に出場しているが、トップテン入りしたのはなんと11試合。そのうち10試合は初日からずっとトップテンに入り続けて最終日を終えているのだ。残りの1試合にしても、2日目には3位タイにまで順位を上げ、最終的に2位になっている。つまり、最終日にポンと好スコアをマークしてトップテン入りした試合は一度もない。常に優勝争いに絡みながらのトップテンフィニッシュなのだ。
今平周吾のドライバースイング【連続写真】
当然、緊張感が続く中でのラウンドだけに、メンタル的にもかなり疲労がたまっていると予想される。優勝でもしたなら、精神的に癒されるかもしれないが、残念ながら今季の今平は一度も優勝カップを手にしていない。最終日にグッと悔しさをかみ殺しながら、気持ちを切り替えるしかなかった。ある意味、ストレスが何倍にも増えそうだが、翌週にはまた優勝争いに絡んでくる。果たしてどのような精神状態なのか聞いてみた。
「メンタルはそれほど疲れていませんよ。たぶん優勝していないからじゃないですか(笑)? 試合中はなるべく余計なことは考えずに、目の前の一打に集中するように心がけているだけです」
要は、勝つとか負けるとかはほぼ考えず、淡々とプレーしているため、優勝争いの中にいても特に緊張感はないし、精神的にも疲れることはないというのだ。確かに、今平のプレーを見ていると、喜怒哀楽をほとんど出さず、まるで練習ラウンドをしているかのような雰囲気でコース内を歩いている。試合後のインタビューでも、ほかのプレーヤーについてコメントしているみたいに、ほほ笑を浮かべながら話すだけだ。もちろん、優勝する気がないわけではない。むしろ、優勝を狙うといって最終日をスタートすることのほうが多い。
「シーズン3勝の目標を達成するためにも、そろそろ勝っておかなければ…」と、先週のトップ杯東海クラシックで3日目を4位タイで終えたときも気合を入れていた。ただ、それ以上にクリアしなければいけないことがあるようだ。
「毎試合、自分で設定したラインがあるんですよ。例えば、このコースなら1日3アンダーとか決めて、そこに対して全力で立ち向かうわけです」
その数字をクリアできれば満足するし、クリアできなければ何が原因だったのかを考え、そこを補えるよう練習に励む。トーナメントでの順位はあくまでも相対的なものであり、重視していないのだ。もちろん、ラインを設定する際、優勝スコアがどれぐらいになるかを予想し、そこに到達するためには1日どれぐらいのアンダーを出せばいいのかで決めているのだから、目標をクリアできれば、優勝する確率は高くなる。
「結局、今年は4日間すべてで目標をクリアした試合がないということでしょう」と、未勝利の原因を自分なりに分析する。大切なところでバーディパットを決め切れなかった、アプローチを寄せ切れなかったなど、反省するポイントは少なくない。現在、平均ストローク1位にいるだけに、どれだけ高いレベルに目標スコアを設定しているのかと思うが、それも世界で戦うことを念頭に置いているからだ。
今季は海外メジャーに4試合出場していずれも予選通過できなかった。メジャーに関していえば、8試合連続での予選落ちとなる。多くは語らないが、相当な負けず嫌いなだけに、我々が想像する以上に悔しい思いをしていたのは間違いない。それこそ、飛距離が足りないのか、アイアンショットの精度が低いのか、ショートゲームの質なのか、反省するところが頭の中を駆け巡ったことだろう。国内ツアーの賞金ランキングで2位になろうとも、トップテン入りの試合数が増えようとも、少しも満足できない理由がそこにある。
国内ツアーでどんなに安定した成績を出しても、海外で結果を残さなければ、世間は評価してくれない。それを肌で感じたシーズンでもある。トップ杯東海クラシックの最終日、「74」とスコアを崩しながらも7位タイと踏ん張ったことをどう評価するのか聞いた時、「特にありません。自分が目指しているのはそこじゃないんで…」と、今まで見たこともないような厳しい視線を投げられた。レベルの低い質問をしたことを大いに反省したが、今平の本質を垣間見たと思った。2週後には米国男子ツアー戸の共催試合「ZOZO Championship」が控えている。そのときまで、今平がどれぐらい課題を解消するのか分からないが、ぜひとも優勝争いに絡み、海外で戦うためには何が足りないのかを見つけられることを願いたい。(文・山西英希)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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