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松山英樹は上昇気流のなかでも泰然自若 マレット投入は世界ゴルフ選手権制覇へ吉兆か

<WGC-メキシコ選手権 事前情報◇20日◇クラブ・デ・ゴルフ・チャプルテペック(メキシコ)◇7355ヤード・パー71>
前週の「ジェネシス招待」で最終18番のバーディでのギリギリの予選通過からトップ5フィニッシュと、勢いをつけて迎える世界ゴルフ選手権シリーズ「WGC-メキシコ選手権」。それでも松山英樹は開幕前日の取材で『調子はいいですか?』の質問に「たぶん。やってみないとわからない」、『高地への対策は?』と聞かれれば「特別変わったことをやるわけじゃない」と、いつもと変わらない泰然自若な態度を見せた。

2020年となってこれで5試合目。ショットの調子が上がってくるとともに、セッティングも「落ち着いてきました。ドライバー、スプーン、アイアンは決まった」と固まってきた。今年に入ってドライバーは昨年使用していた『M5 TOUR』、『SIM』、『SIM MAX』、アイアンもジェネシス招待でスリクソン『Z-FORGED PROTO』アイアンを入れるなど試してきてある程度のめどがたった。
とはいえ14本が決まったわけではなく、「あとは微妙なところが2、3本ある。パターとユーティリティ、4番アイアンのあたりを、マスターズに向けてどう調整していくかですね」と何本かはまだ決まらず。
特にパターはジェネシス招待3日目にスコッティ・キャメロン『スペシャルセレクトFlowback F5.5』を投入して「64」をたたき出した。それでも「でも最終日は入ってないですから。3日目に結果が出たからそう見えるだけで、最終日のスタッツをみると悪い」。この日も練習グリーンでマレット、コースでエースのピンパターと2本をテスト。「エースでうまく打てたら、なんでもうまく行くだろうという感じです」と独特の言い回しで話した。
思い返せば2017年に「WGC-ブリヂストン招待」を優勝したときも、マレット型の新パター『TP COLLECTION MULLEN』を当週に投入していた。それを踏まえればマレット投入は世界ゴルフ選手権優勝への吉兆ともとれる。「(マスターズまでに)あと何試合か、3か4か5か…優勝争いをがっつりしたいですよね」。ショットの状態はいいだけに、パターが初日からかみ合えば優勝争いどころかWGC3勝目も十分にありうる。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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