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産休、育休は男女ともにOK USGAの英断に思う〜【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

出産か? 仕事か? 女性アスリートが常に悩み続けて来た命題に対し、USGA(全米ゴルフ協会)が、迅速かつ的確な制度改革をした。
2019年のシブコドレス姿をおさらい【写真館】
先週、改訂が発表された『USGAチャンピオンシップ・ファミリーポリシー』がそれ。USGA主催の14大会の出場資格を持つ者が、産休または育休のため出場できない場合、最大2年間、その資格を保留できるというものだ。新制度は、「全米女子オープン」、「全米女子アマ」などに出場する女子選手だけでなく、「全米オープン」、「全米アマ」などに出る男子選手にも適用される。
「アップデートされた我々のファミリーポリシーは、選手たちが家族の新しいメンバーを歓迎し、さらに新しいステップを踏み出すことをサポートするもの。選手たちが親としての立場と、高いレベルの選手としてのバランスをもっととることができるポリシーができてうれしく思います」と、チャンピオンシップ・シニアマネージングディレクターのジョン・ボーデンハーマー氏。同制度ではさらに、『育休、産休に入る前のロレックスランキング(女子世界ランキング)や世界アマチュアランキングのポジションを“フリーズ(凍結)”できる』というものもある。
制度の改革は、元ロレックスランキングNo.1で、一昨年10月末に第一子を出産したステーシー・ルイス(米国)の訴えに、USGAが俊敏に反応したのが始まりだった。ランキング33位で産休に入ったルイスだったが、ランキングは全米女子オープン出場権のある51位以下に転落。大会出場権が取れそうもないというタイミングで、USGAと交渉したのだ。
USGAが素晴らしかったのは、ルイスの話にしっかりと耳を傾けたこと。ルイスの全米女子オープン出場を認めただけでなく、すぐに制度改革に取り掛かったのだ。そのプロセスには、ルイスもかかわった、当事者の話をしっかりと聞き、実情に合った制度を作る。さらに、母親だけでなく、父親も対象とすることで、子供を持つことに対して積極的になれる制度を作り上げたUSGAの功績は大きい。
医療が進化し、昔ほどではなくなったとはいえ、それでも出産は命がけの大仕事。「出産前とは体が全然変わってしまう」と、多くの女性アスリートが証言しているように、アスリートにとってはさらにハードルが高い。それでも、次の世代に命をつなぐ、という行為が大切なのはいうまでもない。それに伴う障害をできるだけ取り除くのは社会の義務といってもいいだろう。USGAの英断は、現在、できるその最たるもの。男性の育休取得が思うに任せないどころか、女性の産休、育休すら職種によってまだまだ遠慮しなくてはならない日本の社会とは雲泥の差だ。
ゴルフは、老若男女が一緒に楽しめるところが、大きな魅力。女子のトッププレーヤーたちはその象徴でもある。今回のUSGAの英断にならう世界のゴルフ団体がどれほどあるだろうか。日本の女子ツアーや、日本ゴルフ協会(JGA)が、できるだけ早く、同様の対応をしてくれるといいのだが。(文・小川淳子)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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