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渋野日向子、鈴木愛、申ジエ… 3人が引っ張った2019年【森口祐子がうらなう2020国内女子ツアー】

開幕が間近に迫ってきた2020年の国内女子ツアー。昨年は渋野日向子の大ブレイクなど多くの話題を提供してくれた。今季も東京五輪の代表争いをはじめ熱戦多数となること必至。そこで、永久シード保持者でツアー41勝の森口祐子が新シーズンを熱く語る。今回は2019年シーズンの振り返り。し烈な賞金女王争いを演じた鈴木愛、渋野、申ジエ(韓国)をそれぞれどう見たのか。
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■渋野日向子の大ブレイク
−昨シーズンはどんな1年でしたか?
皆さんが思われているように、まずは渋野さんの活躍ですよね。日米合わせて5勝という素晴らしい成績を残しました。最初に優勝した「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」のときは、少し“ツキ”もあり(2位になったペ・ソンウと)明暗を分けたかなぁ〜?と思っていたんです。
−2カ月後に早くも2勝目を挙げます
その「資生堂 アネッサ レディス」は解説をさせてもらっていたのですが、4打差を追いかける15番で距離もあり複雑なラインを入れてバーディを奪ったんです。そのときに同じく解説をしていた村口史子さんが「持っていますね〜、彼女は!」と感想を述べていました。その時に、この「持っています」という言葉に、ただツキがいいとかじゃなくて、何かすごい“広がり”をしそうだなと感じ、なんとなく、本当に直感なんですけど「このコメントすごいな…」とワクワクしました。
−その1カ月後には…
そうしたら「全英AIG女子オープン」で勝ちました。勢いというのもあるだろうけれども、自分のプレーをやり切り勝ちっぷりも素晴らしく圧巻でした。個性の塊が集まる女子プロのなかでも、魅力的なスター選手。また、まだ可能性を秘めていると感じますし、前向きで明るいコメントとプレーぶりはとても素晴らしいです。一緒の時代にいて、すごくうれしいです。
■鈴木愛2度目の賞金女王
−その大ブレイクの渋野日向子選手を上回り賞金女王になったのは鈴木愛選手でした
個性的なスイングの持ち主ですが、彼女の一番魅力といったら、誰もが思う強気パッティングだと思うんです。デビューした時からパッティングのうまさには注目していました。ただ、去年はケガもあり、悶々とした時間を過ごしていました。自分と向き合わなければいけないケガとの取り組みの中で、またさらに彼女の強さの厚みが増した。気持ちのタフさみたいなものが感じられました。
−最後まで見ごたえのある戦いでした
最終戦まで渋野さんと鈴木さんの賞金女王争いは目が離せなかったです。鬼気迫るプレーに、ファンの方々が感情移入し喜ぶというか、飽きないというか、興味が湧くというか本当に素晴らしいものだったと思います。また、それぞれのファンがいるんだと思うのですが、両方が喜べるような終わり方にラグビーの「ノーサイド」のようなものを感じました。2人にとってもまた良かったのかなと思います。ただ、鈴木さんの気持ちは多分ギリギリだったと思いますね。
−鈴木愛選手のどの辺りにきつさがあった?
渋野さんはまだまだチャレンジャー。シーズン中盤のコメントで「1億円稼ぎます」と言っていましたけど、言葉と実際の実力との“イコール性”は私には感じられなかった。でも、鈴木愛さんの場合は“1打の重み”がよく分かっている中で、攻守を見極めて受けて立つ感じが、うまく作用したのかな、と思います。ゴルフはどんなに頑張っても、どこか運、不運というのが作用しますが、それを超えた2人の戦いぶりに刺激を受けた選手も多かったと思います。
−見ていて気持ちの良い戦いでした
賞金には加算されないけれども、(同じLPGAチームとして挑んだ)3ツアーズで一緒にコンビを組んでお互いの良さをまた改めて認識したと思います。2人を同じペアにするという、上田桃子さんのキャプテンとしての粋な計らいが良かったですね。個人戦とは違い、団体戦で気迫、お互いの魅力と底力。頂点同士のリスペクトは見ていて清々しかったです。
■申ジエはまたも女王逃すも史上初の偉業
−その2人に対して、申ジエ選手はまたしても賞金女王を逃しました
そうですね。申ジエさんは誰もが認める実力差。その前の年も絶対に賞金女王を獲りたいと思っていただろうし、いつかは獲れると思いながらどんなにいいプレーをしても、誰か1人上がいることもあるというのがゴルフ。また、「今年こそは」という気持ちもあるんだと思うけど、それがどこまで続くのかなという、違う興味もまたあります。
−その中で平均ストローク60台という史上初の偉業を成し遂げました
数字的な部分で彼女が目標に立てたのが60台。彼女は賞金よりも平均ストロークが一番のプライドだと想像します。もちろん賞金女王を獲るのは願いですし、獲れないわけじゃない選手。平均ストロークで1位を獲れたこと、記録をつくれたことは、プライドが保たれたところだと思います。
優勝したツアー最高額の「アース・モンダミンカップ」の最終日に強風が吹いた中での9番のパー3の攻め方なんかは、やっぱり他の人とのレベルの違いを見せつけていました。悪条件や攻めづらいピン位置、経験と技術を本当に感じます。彼女のモチベーションはまだまだある。自分のことを見失ってないと思いますね。
森口祐子(もりぐち・ゆうこ)/1955年4月13日生まれ、富山県出身。日本女子オープンなど通算41勝を挙げ、国内女子ツアーで6人しかいない永久シード保持者の一人。一男一女の母でもある。現在は解説者としても活躍中。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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