最新の男子オリンピックランキングが発表された。日本勢では松山英樹が順位を11位から13位へ下げ、世界ランキングも19位から21位に後退。先週の「アーノルド・パーマー招待」に出場するも、週末は上位陣も苦戦するコンディションもあり56位タイで大会を終えた。試合後には今週開催の「ザ・プレーヤーズ選手権」に気持ちを切り替えるコメントも残しランキング上昇へつなげたいところ。
松山に続き世界ランキング22位には「アーノルド・パーマー招待」に勝利したタイレル・ハットンが入り、先週の32位から一気に順位を上げた。
ハットンはオリンピックランキングにこそ顔は出していないものの、優勝インタビューでは自身の戦いぶりをほめたたえており、今後の活躍も期待できそう。トミー・フリートウッド(世界ランキング10位)、ジャスティン・ローズ(同ランキング14位)に次ぐイングランド勢3番手に浮上した格好となった。
しかし、イングランド勢はハットン以下4人が世界ランキング30位までに入っている。今回の勝利でハットンが頭一つ抜けはしたが、今後は誰が2番手のローズをおびやかす存在になってもおかしくない。ハットンの勝利によりイングランド勢の出場権争いが激しくなりそうだ。
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2020年に東京で開催される「東京五輪ゴルフ競技」。各国代表選手は、国際ゴルフ連盟(IGF)が発表している世界ランキングを元にした「オリンピックゴルフランキング」に基づき、男女それぞれ60人が出場。
男子は20年6月22日、女子は6月29日付けのランキング15位までの選手に、1国につき4人を限度に出場資格が与えられる。16位以下は1カ国2人を上限として選出される。
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