新型コロナウイルス感染拡大の対応に日々追われるドナルド・トランプ米大統領だが、先週末はキャンプデービッドに滞在。同地は首都ワシントンDCから北西約120キロのメリーランド州にある大統領専用の別荘で、歴代大統領が外国要人を招き、外交合意が結ばれていた場所だ。日本の小泉元首相も2001年にブッシュ元米大統領と初の日米首脳会談を行っている。
そしてこのキャンプデービットに、実はたった1ホールだが“ゴルフコース”があるという。
ドライビングレンジも付帯されたそれは、トランプ米大統領が宿泊するアスペンロッジの目の前に位置する。ホワイトハウスのHPによるとキャンプデービットの1ホールはパー3で、4つのティがありそれぞれ140、120、100、80ヤードとなっている。
大のゴルフ好きで、オーガスタナショナルGCのメンバーでもあったアイゼンハワー元米大統領が滞在中にもプレーできることを望み、ロバート・トレント・ジョーンズが設計したが、オーガスタを模して造られたことが記されている。またフォード、ブッシュら歴代大統領がプレーを楽しむ姿が掲載されている。
トランプ米大統領がキャンプデービットで過ごしていた日曜日の朝、自身が所有するスコットランドの名門、ターンベリーが営業を再開。オープンの知らせをするターンベリーのツイートに「再開できて素晴らしい。ありがとう!(しかし長い間、プレーはしていなんだが)」とリツイートした。この週末にトランプ米大統領がクラブを握ったかは定かではないが、ゴルフへ思いを馳せていたのは間違いないようだ。(文・武川玲子=米国在住)
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