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飛距離は年間王者への近道か? 米ツアーの飛ばし屋たちが教えてくれたこと

ツアー屈指の飛ばし屋として、思い浮かぶのがキャメロン・チャンプ。PGAツアーの中でもロングヒッターの1人として知られるチャンプは、2018-2019年シーズンのドライビングディスタンスでトップに立ち、世界にその実力を証明した。
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チャンプの昨シーズンの平均飛距離は317.9ヤード(289.86メートル)。それ以前の2シーズンはローリー・マキロイが、その1シーズン前はJ.Bホームズが1位だった。
3人から繰り出される並外れたドライバーショットは多くのゴルフファンを圧倒してきたが、一方でその飛距離がFedExCupランキングでの成功に直結したとは限らなかった。
それぞれドライビングディスタンスで1位に立った年のFedExCupランクを振り返ると、チャンプは62位、マキロイは58位から13位、ホームズは30位で終えている。3人に限らず、これが“通常”なのだ。過去13年の歴史の中で、ドライビングディスタンス1位の選手がFedExCupランクを制したことはない。
チャンプはプロになった2年後、2018年に「サンダーソンファームズ選手権」で優勝し、19年には「セーフウェイオープン」で勝利を収めてその名をとどろかせた。
それまで、チャンプはあくまで“飛ばし屋”として注目されてきたが、ツアー優勝でそれ以上の価値を見せつけた。ランキングを駆け上がり、飛距離だけでなくティショットの正確性でも他の選手から抜きん出ていることを証明した。
「劇的にドライバーの正確性が上がってよかった」。彼が18年に初優勝する以前、ミシシッピでこう語っていた。「フェウェイキープを意識している。ラウンドが始まって気持ちよくプレーできれば、あとは流れに身を任せるんだ」。このとき、チャンプは飛距離を犠牲にしてもフェアウェイをキープすることが重要だということを学んだ。
飛距離に加えてドライバーの精度が上がれば、それは間違いなく成功につながる。しかし、飛距離だけが重要でないように、1つの部門だけでトップに立つというのは難があるようだ。2007年以降、フェアウェイキープ率1位の選手でFedExCupランクのトップ10に入ったのはたった1人。昨シーズンで同部門1位のチェズ・リービーだけなのだ。彼は同年、FedExCupランクを8位で終えた。
2016-2017年シーズンのマキロイがいい例だ。マキロイは、初めてドライビングディスタンスで1位になったが、フェアウェイキープ率では161位だったため、トータルドライビング(ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率の合計順位から、ドライバーの巧さを表すもの)は162ポイントで56位タイだった。同年のザック・ジョンソンも同様だった。ジョンソンの場合は、フェアウェイキープ率では22位にもかかわらず、トータルドライビングでは140位だった。
マキロイはその年、自分のスタッツを敏感に注視していた。世界1位に立つ男は、それほど多くの“弱点”を持っているわけではない。マキロイは問題があればルーティーンに組み込んで練習するが、時にはドライバーも含まれる。
「コースマネジメントにショットリンクを使う選手が増えてきたと思うが、練習方法のひとつだね。トーリーパインズ、リビエラ、メキシコの3週間を終えて、先週スタッツのレポートを受け取った。そのスタッツが、ここから数週間の練習のベースになる」と、「ファーマーズ・インシュランス・オープン」、「ジェネシス招待」、「WGC-メキシコ選手権」の3試合を終えて語った。「客観的なデータがあったほうがいい。そのデータを使って色々なことができるから、とても重要だ」。
完璧なモデルケースとは言えないが、トータルドライビングはプレーにおいてティショットがどれほど重要かということを証明している。もちろん、アイアンショット、チッピング、バンカープレー、パッティングもプレーに関して重要だがが。
18年、ジャスティン・ローズがトータルドライビングで1位になるとともに、FedExCupランクを制して年間王者に輝いた。ローズはドライビングディスタンス34位、フェアウェイキープ率33位とドライバーショットに関してトップに立ったとは言えないが、安定していたことは間違いない。15年では、ヘンリック・ステンソンがFedExCupランク2位に入ったが、彼はトータルドライビングで1位に輝いた(ドライビングディスタンス43位、フェアウェイキープ率12位)。
「ドライバースイングで最も重要なのは、自分の足と地面の接地面からパワーを生み出すことだ」。14年に語っている。「ダウンスイングをする際にカギとなるのは、ハーフダウンの瞬間。そこでパワーを貯めること、そして高さを維持することに集中する。力を、自分の足から地面へ貯めて、それを生かして、押し込んでクラブを力強くボールにリリースする。もしも“ショット”の瞬間だけにフォーカスして地面と足をくっつけたままにしていたら、それを真ん中から引き裂くんだ」。
コロナウイルス感染拡大の影響でツアーは中断となっているが、再開したらファンは自然と圧倒的なティショットを放つ選手に惹きつけられるだろう。サム・スニードがツアーで最長飛距離を記録し、その後にはジャック・ニクラスやジョン・デーリー、近年ではチャンプやダスティン・ジョンソン、トニー・フィナウのようなロングヒッターが続く。だが、ゴルフファンはそのドライバーショットがコースのどこに着地したかを注視するだろう。飛距離だけでなく、精度と併せての実力が全てなのだ。なぜマキロイは、世界1位にも関わらず、FedExCupランクでは3位なのか。それは、ドライバーのスタッツを見れば説明がつくだろう。
マキロイのドライバーが好調な時、彼を超えるのは至難の業だ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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