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ジャンボ尾崎は“高弾道低スピン”で飛ばすパイオニアだった【レジェンドのスイング回顧録】

ツアー通算94勝、賞金王12回、生涯獲得賞金26億円など、数々の日本一の称号を持つジャンボ尾崎。日本のゴルフツアーを語る上で外すことのできない史上最高のゴルファーである。平成元年(1989年)、40代で2度目の全盛期を迎えていたジャンボ尾崎のスイングを、ゴルフスイングの歴史に詳しいプロコーチの井上透氏が解説する。
80年代のジャンボ そのスイングを連続写真でチェック
当時の選手としてはティアップが桁違いに高く、アッパーブローで高弾道低スピンを打つ先駆者でした。「メタルヘッドでどうやったらボールが飛ぶのか」ということを追求したのが、ありありとわかります。アッパー軌道でボールをとらえるということをやったのは、ジャンボさんが世界でも初めのほうでした。パーシモンからメタルにスイングを移行できたところに大きな意味があると思います。
今でこそ地面反力という縦方向に伸展する動作はポピュラーになりました。ジャンボさんはこの時代から前傾を深くして低い姿勢で構え、ダウンスイングから上方向へ伸び上がる動作を使っていたのです。グリップのブレーキングポイントがすごく重要で、ダウンスイングで右ヒジがワキに着く段階から上方向に伸び上がっていかないと、アッパーにボールをとらえていくことができません。低い姿勢をとって、地面からの縦方向のエネルギーをタイミングよく使いながらアッパーでとらえていく、今の時代を先駆けたスイングと言えます。
ジャンボさんはスクエアグリップなので、スピン量は増えやすい。このグリップから押し込みながらスピン量を減らすとなると、ドローボールでないとマッチしません。フックグリップなら、もっと手前(右サイド)でボールをさばいて、フェード系でもスピン量を減らすことができたかもしれません。スクエア気味のグリップから、高弾道低スピンのドローボールを打つのが、ジャンボさんの技術だったのです。
打ち出し角とスピンの量を検証しながら、「どうしたら一番飛ぶのか」というのを純粋に追求していったら、現代スイングと同じような反力系の動きに行き着いたのでしょう。飛ばしに関しては、今でこそいろんな解析機器があって、科学的に大きく解明されてきました。それがない時代に自分でトライアンドエラーを繰り返しながら、ここまで作り込んできている。それは本当にすごいですよね。
■解説・井上透
1973年生まれ。神奈川県出身。1997年からツアープロコーチとしてのキャリアをスタート。中嶋常幸、佐藤信人、米山剛などのコーチを務めた。現在は成田美寿々や穴井詩らを指導している。東京大学ゴルフ部監督としての顔も持つ。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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