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生の声をお届け　ラウンド中の選手にマイク、PGAツアー再開戦から開始

今週はいよいよ米国男子のPGAツアーが再開、6月11日にテキサス州フォートワースのコロニアルCCで「チャールズ・シュワブ・チャレンジ」が開幕する。
世界ランキング1位から5位が出そろい、トップラインカーがこぞって出場。ファンは入場せず無観客試合で行われるが、テレビは初日から放映される。米国内で放映するのは三大ネットワークのCBS（予選ラウンドはゴルフチャンネル）で、数名の選手がラウンド中にマイクをつけてプレーすることがわかった。
これは2週間前、タイガー・ウッズとフィル・ミケルソン（ともに米国）がNFL（全米プロフットボール）のスーパースター、トム・ブレイディとペイトン・マニングと組んで戦った「ザ・マッチ・チャンピオン・フォー・チャリティー」が全米で580万人以上の高視聴率だったことから、CBSが急きょプランしたこと。ザ・マッチではマイクをつけたウッズやミケルソンらの舌戦がおもしろく、新たなゴルフファンを獲得したとされている。
「実際にはずっと以前からPGAツアーに提案してきたこと」とCBSスポーツのマクマヌス会長。「選手たちもマイクを通じてテレビ観戦しているファンを楽しませることができると分かるはず」とプランに自信をみせた。
ウッズらのイベントではマイクとヘッドフォンをつけてプレー中に質問もできる形式だったが、PGAツアーではマイクだけ。選手全員が賛成というわけにはいかないが、数名の賛同者を得て実現する模様で、誰がマイクを付けるかは改めて発表されるという。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で観客は入れず、テレビ放映も限られた人数のスタッフで番組製作を行う中で、ファンのためにより興味深い中継になりそうだ。（文・武川玲子＝米国在住）

<ゴルフ情報ALBA.Net>