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新たな道が拓けるのか 千載一遇の機会をどう生かすか【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

「アース・モンダミンカップ」は、女子ツアーの今後を占う試金石となる。ウィズ・コロナ(コロナとともに)という状況下での開催というだけではない。ツアーの新しい方向性を模索するという意味でも、だ。
一番わかりやすいのは、テレビ中継を全くせずに、4日間の全プレーをネット配信することだ。
日本のゴルフトーナメントは、男女を問わず、ライブではなく録画でのテレビ放送が圧倒的に多かった。テレビ至上主義の時代が終えんを迎え、人々がインターネットに依存する度合いが強くなってからも、その状態が大きく変わらなかった。理由は、大まかにいうと二つある。多くの試合でテレビ局がスポンサーに入っており、その力が強いこと。そして、ファンの年齢層が高いことだ。
1967年に日本プロゴルフ協会女子部が発足し、それが日本女子プロゴルフ協会として独立したのが74年のこと。68年の第1回日本女子プロゴルフ選手権開催以来、50年余。様々な形で女子のトーナメントが開催されてきた。88年にはツアー制が施行されたが、テレビ局や新聞社を中心としたスポンサー依存の体質は変わらないまま。チケット収入ではなく、スポンサーからの収入を主体に試合を行ってきた。放映権料も発生しない。
そんな状況を変えるべく、小林浩美会長が立ち上がり、放映権取得に動いたのが3年前のこと。だが、他の仕組みを変えることなく放映権だけを主張して建設的な話し合いもせずに話がうまく進展していない。自分たちで行うと宣言したネット配信も実現せずに今日に至っている。
そんな折に突如、降りかかったのがコロナ禍だ。若い選手が次々に活躍しているところに、昨年、渋野日向子が「全英AIG女子オープン」で優勝したことでツアーは大ブレイク。表面的にはツアーが勢いづいていたタイミングでのことだ。
開幕戦から試合がまったく行えず、開催が決まったのは当面、1試合だけでしかも無観客。だが、テレビ中継はなく、ネット配信のみという新しいスタイルも、状況的に受け入れられやすい。“ステイホーム”が長引いたことで、ネット環境がよくなった人も多い。どちらも“コロナ効果”といっていい。このスタイルを根付かせる方向に持って行ければ、テレビ局への依存度は下がり、ツアー主導で物事が進みやすくなるかもしれない。
無観客で開催せざるを得ないのは残念だが、そのことが逆にギャラリーの大切さを再認識する機会にもなるだろう。そこから、スポサー収入ではなくチケット収入を主にした興行という、あるべき形をつくることができれば、土台がしっかりする。企業に依存し、景気に左右される形からの脱却を図ることができるのだ。
緊急事態だからこそ、一気に物事を変えやすい。待望のシーズン初戦ら何を得て、何を生み出すのか。「主催者様(スポンサー)の意向」で何もかも済ませるのではなく、新しいツアーになれるかどうか。プロスポーツとしての将来をきちんと描けるかどうかがかかった大切な1戦になる。(文・小川淳子)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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