国内女子ツアーは8月の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でようやく今季2戦目を迎えることになりました。「アース・モンダミンカップ」では渡邉彩香が5年ぶりの復活優勝を遂げましたが、やっぱりドラマはいいものですよね。早く軽井沢決戦を見たいという人も多いのではないですか? というわけで、そんな待ち遠しい日々を送るこんなときだからこそ、選手のことを深掘りしてみよう!というわけで、昨年2度目の賞金女王に輝いた鈴木愛について振り返ってみました。
さて、問題。鈴木がある大会の表彰式中にパッティング練習をしていたことをご存じでしょうか? 実は2016年の「ゴルフ5レディス」では、最終日を首位タイでスタートしながら崩れてしまい、惜敗を喫しました。そのあと、優勝者がたたえられる表彰式のあいだ、帰り支度をする選手や関係者を横目に鈴木はパッティング練習をしていたんです。
パット女王といわれ、国内屈指の強気のパッティングでバーディを量産する鈴木ですが、そのときは勝負のパットを決めきれず、よほど悔しかったのでしょう。異例ともいえる、日曜日のホールアウト後の練習を敢行したのです。ちなみに、その前週も首位スタートから優勝を逃しており、悔しさが倍増していたのでしょう。
そしてこの話はそこで終わりません。翌週のメジャー大会「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」では、見事に優勝。2週ぶんの悔しさをビッグタイトルゲットで取り返すあたりは、さすが鈴木愛といったところです。
先日のアース・モンダミンカップでもプレーオフで渡邉に敗れましたが、きっとまた悔しさをバネに底力を発揮するでしょう。黄金世代にプラチナ世代、さらにはその下の新世紀世代など、若手の活躍に目がいきがちですが、やっぱり国内トップの鈴木の存在は今年も大きそうですね!
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