<メモリアル・トーナメント 最終日◇19日◇ミュアフィールド・ビレッジGC(オハイオ州)◇7456ヤード・パー72>
米国男子ツアー「メモリアル・トーナメント」は全日程が終了。首位から出たスペインのジョン・ラームが、途中ダブルボギーを叩くなど苦しみながらもトータル9アンダーで首位を守り切り、ツアー通算4勝目を挙げた。
ジョン・ラームは小さいトップからクラブを引っ張り続けて最長415ヤード飛ばす【連続写真】
この優勝でラームはローリー・マキロイ(北アイルランド)を抜き自身初となる世界ランキング1位に。スペイン勢では故セベ・バレステロスに次ぐ2人目の快挙となった。ホールアウト後は大会ホストのジャック・ニクラスと熱いグータッチを交わした。
ホールアウト後のインタビューでは「簡単じゃなかった。厳しい状況のなかこれだけのプレーができてうれしい。この優勝は信じられない」と喜びを語ったラーム。世界ランキング1位となったことについては「スペイン人として2人目に1位になれたこと、そしてバレステロスの次に1位になれてうれしい」と話した。
トータル6アンダーの2位にライアン・パーマー(いずれも米国)。トータル5アンダーの3位にマシュー・フィッツパトリック(イングランド)が入った。
ツアー再開後、今大会で5カ月ぶりに戻ってきたタイガー・ウッズ(米国)は、3バーディ・5ボギー・1ダブルボギーの「76」とスコアを大きく落としてトータル6オーバーの40位タイ。ローリー・マキロイ(北アイルランド)も「78」と精彩を欠き、トータル4オーバーで33位タイとなった。
同じミュアフィールド・ビレッジGCで行われた前週の「ワークデイ・チャリティ・オープン」でツアー2勝目を挙げたコリン・モリカワ(米国)はトータル8オーバーの48位タイ。ツアー通算44勝のフィル・ミケルソン(ともに米国)はトータル9オーバー・54位タイで4日間を終えた。
なお、14年大会で優勝していた松山英樹と、何かと話題のブライソン・デシャンボーはすでに予選落ちを喫している。
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