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グレイソン・マレーがコロナ「陽性」 PGAツアー選手7人目

今週の23日開幕の「3Mオープン」(ミネソタ州)に向けて出発前に新型コロナウイルス感染が発覚したグレイソン・マレー(米国)が出場を取りやめた。選手の感染は「ロケット・モーゲージ・クラシック」(7月9〜12日)から棄権したチャド・キャンベル(米国)以来。前週はキャディの陽性反応は確認されたが、この2週間は選手の感染はなかった。
マレーは前週、ノースカロライナ州の自宅で過ごし、土曜日に3Mオープンに向けて出発する予定だったが、偏頭痛、鼻水、臭覚と味覚を失うという症状が出たためPCR検査を受けたところ、金曜日に陽性が確認されたことを自身のインスタグラムで公表した。
「PGAツアーのガイドラインにそって自宅で自主隔離して、一日も早くツアーに戻れるようにしたい」とコメントした。
26歳のマレーは2017年の「バーバゾル選手権」でツアー初優勝。昨年は下部のコーン・フェリーツアーからPGAツアーのシードを得ていた。マレーは2週前の「ワークデイ・チャリティー・オープン」に出場していたため「僕の近くにいた人で何か症状のある人はすぐにテストを受けてほしい」とも呼びかけている。
6月のツアー再開以来、7人の選手が「陽性」となったが、ジェイ・モナハン会長は現在の状況を「本当は一人の感染者も出したくないと言いたいが、現在の状況を考えると我々のプログラムはとてもうまくいっているし、感染防止に気を引き締めて対応している選手、関係者はとてもよくやっている。こうして規制を続けていけばツアーは安全に続行できる」と自信を見せる。
前週の時点でPGAツアー、コーン・フェリーツアーと合わせて6000人以上のテストが実施され選手、キャディの陽性は21名で0.35%の低さを保っていることは、現在の米国の状況を考えると非常に良いというのも事実。第一感染者となったニック・ワトニー(米国)はすでにツアー復帰。「陽性」となっても重篤化することなく完治することが今は重要なのだろう。(文・武川玲子=米国在住)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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