<WGC-フェデックス・セントジュード招待 初日◇30日◇TPCサウスウインド(テネシー州)◇7277ヤード・パー70>
世界ゴルフ選手権シリーズの今季第3戦が開幕。日本期待の松山英樹は4バーディ・2ボギーの「68」にまとめ、2アンダー・15位タイで初日を終えた。
1番からスタートした松山は、3番パー5の3打目を2メートルにつけるとこれを決めてこの日初バーディ。5番をボギーとしたが、続く6番では6メートルを沈めてバウンスバック。9番パー4ではラフからのセカンドを池に入れボギーとし、イーブンパーで後半に入った。
11番のパー3ではティショットを1.8メートルにつけバーディが先行。中盤は惜しいバーディパットを外すシーンが目立ったが、最終の18番では2メートルを沈めてバーディ。後半をボギーなしにまとめ、首位とは6打差ながら、上々の位置で2日目に入ることになる。
大会前にはショートゲームをポイントに挙げていた松山だが、この日はアプローチの面では納得の表情。「あまりミスがなくプレーできたので、ストレスが溜まらなかった」と及第点。チャンスについた2メートル前後のバーディパットがさらに決まれば、ビッグスコアが出そうな雰囲気も出ている。
1週間のオフのあいだで状態が上がってきたと話していたが、ショット全般については「いいところもあれば悪いところもある」と100%の状態ではない。それでもこの日はパーオン率が全体23位タイと悪くない。さらにはこの日いちばん貢献した寄せで、しっかりとアンダーパーにまとめるあたりは好調の兆しと見て良さそうだ。
「いっぱいいっぱいの2アンダー」と松山らしい言葉でラウンドを表現したが、予選落ちのない大会で大きく出遅れることなくスタートを切れたのは2日目以降にもつながる。本大会前身の2017年「WGC-ブリヂストン招待」以来、遠ざかるツアー勝利。あすはまず、バーディラッシュで一気にトップとの差を詰めたい。
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