「絶対にレッスンは取らない!もし必要になったら、違う職業を探すよ」とセルフコーチングで知られているバッバ・ワトソン(米国)だが、「WGC-フェデックス・セントジュード招待」の3日目を終えた夕方、スイングコーチのクラウド・ハーモンと一緒に練習グリーンで調整を行う姿が目撃された。
クラウドは名スイングコーチ、ブッチ・ハーモンの息子で、ブルックス・ケプカ(米国)のコーチとしても知られている。
同大会では初日は「68」と伸ばしたが、2日目は「70」、3日目は「71」と後退したバッバ。そんなバッバに、マネージャーが「クラウドと話すべきだ」と進言したという。
「クラウドもブルックスもとても良い友人。だからクラウドに『おい!どこかおかしいところがあるか見てくれ』と頼んだんだ。ショットの調整はいいから、どうすればスコアが良くなるかと聞いた。だからクラウドは僕の人生のコーチだ」とバッバ。
最終日は7バーディ・3ボギーの「66」をマーク、パット数は「23」。25位で大会を終えると、「きっとクラウドは『どうだ、良いパットができただろう!』って言うだろうね。彼は正しい。クラウドはスコアコーチで僕の応援団、人生のコーチだ」とご満悦。次週のメジャー「全米プロゴルフ選手権」に向けて弾みとなった。(文・武川玲子=米国在住)
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