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「高校生のときは攻めた方が良い」 “石川遼スピリット”を受け継ぐ鈴木隆太と桑木志帆が優勝!

石川遼主催の、全国から選抜された高校生の大会、「The “One” Junior Golf Tournament」が24、25日に横浜カントリークラブで行われた。男子の部では鈴木隆太(埼玉栄高3年)が「72」、「67」のトータル3アンダー、女子の部では桑木志帆(岡山理科大付属高3年)が「74」、「67」のトータル1アンダーで優勝した。
石川遼とシブコの2ショット【写真】
鈴木は「優勝できると思っていなくて本当にビックリ。2日間はショットが良くて、初日はパターが入らなかったんですけど、2日目はすごくパターが入ってくれたのが勝因かなと思います」と喜んだ。
会場は18年に「日本オープン」が行われた横浜カントリークラブ。当時と同じように東コースを2ホール、西コースを16ホール使った7,207ヤード・パー71で行われた(日本オープンは7,257ヤード・パー71)。プロのようなコースセッティングに、初日は30パットの「72」とスコアを1つ落としてしまったが、2日目は27パットの「67」とパッティングの調子を上げて、7位タイから逆転で優勝をもぎ取った。
普段パッティングのときにはボールの線を合わせない鈴木だが、初日にパッティングが入らなかったため、「線を合わせるようにしたら良くなりました」という。さらに、この優勝の裏には2カ月前にたまたま同じコースに居合わせた石川からの助言があった。
「『高校生のときはすごく攻めた方が良い』と言われて、それを忘れないで頑張っています」。鈴木が一番憧れているプロは石川だという。この日はキャップ、ウエア、ベルト、シューズをすべて石川が契約するキャロウェイアパレルで揃えた。どこを尊敬しているかと聞かれ、「一番は人間性、そして攻めのプレースタイルです」と、外見でもゴルフでも石川遼スピリットを貫いた。
女子の部で優勝した桑木も「日本のトッププロといえば石川遼プロ。お会いできて嬉しかったです。昔から格好良いなと思っていました」という。その石川のゴルフが乗り移ったのか、この日は8バーディ・2ボギー・1ダブルボギーの内容。ボギーよりもバーディを1つでも多く獲るゴルフで3オーバー・13位タイから大逆転した。
「私も優勝できると思っていなかった。昨日のスコアはトップと5打差あったので優勝は無理かなと思ったのですが、上がってみたら優勝できたのですごくうれしいです」
2人とも高校3年生でプロ志望。鈴木は大学に進学してからプロへ、桑木さんは今年から来年に延期されたプロテストを受ける予定だ。ちなみに石川は、18年にここで行われた「日本オープン」では、「70」「73」「70」「69」でトータル2アンダー・20位タイだった。石川は「あのときと違うのはグリーンの速さくらい。ラフの長さもあのときと同じくらいだった。『67』はすごいと思います」と2人を称えた。(文・下村耕平)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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