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賞金倍増の小樽は女王候補が勝つ！？　いやいや、上田桃子の活躍に刺激を受けた全英断念組でしょう！【データ好き！記者A＆人情派記者Mの大胆予想】

明日27日（木）から、今季3戦目の国内女子ツアー「ニトリレディス」が開催される。ここまでまだ2試合が開催されたのみでデータ的にそろっていないなか、今週もALBA.Netが誇る女子ツアー担当の“データ大好き記者A”と、ドラマティックな展開大好きな“人情派記者M”が優勝者を大予想。“涙もろいデスクT”も加わって北海道決戦の優勝者を当てる！
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■難攻不落の小樽は女王候補が制す！（記者A）
記者A：「難攻不落の小樽カントリー倶楽部での戦いがやってきました。このようなコースではラッキーは通用しません。つまり真の実力者が大会を制す。これは明らかでありまして、つまるところ過去データを見ればおのずと優勝者が導き出されるというものです。それではさっそく細かなデータに基づいた予想をしていき……」
デスクT：「ちょっと待って、ちょっと待って。まずは、過去の優勝者でも見ていこうよ。小樽で開催されるようになったのは2015年からだよな？　確かに実力者しかいないね。まず、そういうところから入ったらどうだ？」
記者A：「あの〜、もちろんそのつもりです。話を遮らないでください。では、いきますよ。15年からイ・ボミ、笠りつ子、申ジエ、アン・ソンジュ、鈴木愛。このメンバーを見て、何か思うところはありませんか？」
デスクT：「キーワードはズバリ、『賞金女王』ということだね。ボミちゃん、アンちゃん、愛ちゃんは全員その年に賞金女王になっているし、16年の笠さんも最後まで女王争い。ジエもそうだね」
記者A：「はい、よくおわかりで。というかゴルフメディアのデスクとして、それくらいすぐ出てこないと問題ありですが。ただし、もちろんそれだけではありません。それだけで、賞金ランキング1、2位の『渡邉彩香か笹生優花』でしょう、なんて言ったら、感情で動く記者Mにまた突っ込まれますから」
デスクT：「はい、はい。もうそのくだりは飽きた。で、データに基づく根拠はなんですか？」
記者A：「はい。ここからが私の真骨頂。過去データをじっくり調べてきました。ポイントはズバリ、パーオン率とパーセーブ率です。先ほどの歴代チャンピオンを見ればわかりますが、ボミにしてもジエにしてもソンジュにしても笠にしても、常にパーオン率はツアーの上位。つまりショットメークがうまい。それだけではありません。パーセーブ率、つまり取りこぼしも少ない選手でないと小樽では勝てません」
デスクT：「言っていることはよくわかる。でも、それってどこのコースでも一緒でしょ？」
記者A：「あのですね。それだけじゃないことは私の性格を知っているデスクならご存じのはず。小樽はグリーンも特徴があって、とにかく硬くて、スピードも出る。つまり、ただグリーンに乗ればいいというわけではありません。横からのパッティングなら50cmだって気が抜けないんです。つまり、いかにショットの精度で勝負するか。全員がその年のバーディ数でトップ10に入っています。チャンスの位置に乗せる技術もないといけないんです。昨年大会のトップ3を見てください」
デスクT：「優勝した鈴木、2位タイが…、ジエとソンジュ。ソンジュはそこまで調子がよくないなかでの成績か。やっぱり、真の実力者が強いということか」
記者A：「はい。そこで、お待ちかねの優勝者予想です。もうおわかりですね。ここまで2試合を終えて、パーオン、パーセーブ、そして、バーディ奪取という点で見てみると、ズバリ、鈴木愛と笹生優花です。鈴木は17年5位、16年4位で昨年は優勝。相性も抜群、というか、真の力があるから上位に入るんです。笹生は2試合でパーオン率2位、パーセーブ率5位、平均バーディ数は1位と、18歳とは思えない力を持っています。今年は賞金も倍増で優勝賞金3600万円。小樽を制する者が女王争いを制す！　というわけです」
■はい、今週は涙をのんで全英行きをあきらめた選手たちが優勝！（記者M）
記者M：「先週の上田桃子の活躍見ました？？？　もうね、感動して涙が止まらなかったんですよ。ベテランが気を吐いてスコットランドの難コースに立ち向かう。コーチとの二人三脚で6位ですよ！　黄金世代やプラチナ世代、さらには新世紀世代まで、若手が大量に出てきても、やっぱり一番盛り上るのは、ベテランが頑張ったとき。そこで涙を流さないでどうするんですか！　先週はずっと夜更かし続きだったので、今週は眠いんですけど…。それでは、熱い熱い予想をしちゃいましょう！」
デスクT：「はい。間違いなく上田の活躍は感動したよね。特に最終日前半のバーディラッシュ。うるっときたもんな」
記者M：「でしょ？？　あれはね、データでなんかでは計れない、スポーツの醍醐味を象徴するような展開なんです。特に遠い海の向こうで行われていると、『日本人頑張れ！！！』の精神で余計に心動くんです。さらにポトフ？　ポポフ？さん、304位からの下克上優勝とか、もうデータなんか関係ねぇ！　って感じですよ！」
デスクT：「はい、少し落ち着こう。全英はMの言うとおり、ドラマティックな展開てんこ盛りだったね。で、そろそろ優勝予想にでもいってみようか？」
記者M：「はい、そんなことはわかってますよ。そして、なんで最初にこの話をぶっ込んだかわかります？？　こっからがポイントですからよーく聞いてください。今回、上田は周囲の反対を押し切って全英に行ったわけです。このコロナ禍のなかですよ。そりゃリスクもありますって。たまにはマジメな話をしますけどね、行く、行かないはこういう状況だから選手個人の判断でいいと思うんです。だから、ニトリでは、『全英に行かなかった』選手に注目したいんです！」
デスクT：「なるほど、全英は韓国人もほとんど出ていなかったし、日本人選手も辞退者が結構出たよね。もちろん、このご時世だから仕方ないと僕も思う」
記者M：「というわけで、今週の大会を、人一倍ウズウズした気持ちで待っている選手たち。出たくても新型コロナウイルスの影響で断念した選手たち。これが今回の優勝候補！」
デスクT：「なんとなく予想はついたけど、そこは賛成。やっぱ悔しかっただろうからね。海外メジャーに出たくても出られないのは」
記者M：「お、賛成なんて珍しい。それではもう少し詳しく見ていきますよ！　私が特に本命に推したいのが小祝さくら。『全英』断念の他にも、生まれ故郷『北海道』で、所属先による『ホステス大会』と、3つのモチベーションの素が重なる“超高確状態”に突入している。そう思ってエントリーリストを見ると、不思議と、その名前が赤文字に見えてくる。信頼度増し増しの激アツということで問題ないでしょう！」
デスクT：「なんか違う競技みたいだけど…」
記者M：「もちろん、こちらもホステスプロの岡山絵里や昨年覇者の鈴木愛のほか、穴井詩、柏原明日架、原英莉花、そして今大会から復帰のイ・ミニョンといった全英断念組も条件を満たす選手に違いない！」
デスクT：「得意の数打ちゃ当たる戦法か？」
記者M：「なんとでも言ってください。“強行出場”した上田桃子がメジャーキャリアハイの順位（6位）を出し、前年女王・渋野日向子が苦しいラウンドのなかディフェンディングとしてのプライドを口にしながら必死のゴルフをしていた姿など、胸を打つシーンてんこ盛りだったスコットランドでの大会ですよ。きっと今回候補に挙げた選手たちは、試合観戦しながら、いてもたってもいられずクラブを握り、外が明るくなるまで“本気素振り”を繰り返したことでしょう！　週末は、そんな選手たちの奮闘ぶりを、ニトリで購入した愛用のソファーの上で見届けさせてもらいます！」
デスクT：「とにかくお値段以上の展開になればいいよね。と、ニトリに寄せつつ、僕は永峰咲希推しで今週はいきます。だって、ニトリ歴でいったら古株だから。というわけで、今週も熱戦を期待しましょう！」
☆今季の予想結果
記者A、記者M、デスクT＝2戦0勝

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