<ゼビオグループレディストーナメント 最終日◇27日◇ボナリ高原GC(福島県)◇6304ヤード・パー72>
今季から「スーパースポーツゼビオ」、「ヴィクトリア」などを展開するスポーツ小売事業のゼビオホールディングスと所属契約を結んだ村田理沙。ホステスプロとして臨んだ2日間大会「ゼビオグループレディストーナメント」では、2日目に「69」とスコアを3つ伸ばして6位に入った。
「どんなに小さな試合でも大事にしたいと思っていますし、コロナ禍でなかなか試合を開催するのが難しい中で、こうやって試合ができることは本当にありがたかった。今回はホステスプロということで思い入れがあったので、感謝の気持ちを結果に表したかった。60台で上がれたのは、及第点かなと思います」。初日に2オーバーと出遅れた村田は、2日目にトータル1アンダーまで巻き返し、ホッと胸をなで下ろした。
バーディの数は、初日も2日目も4つずつ。違いはボギーの数。初日は1つのダブルボギーと4つのボギーを叩いたのに対し、2日目はボギー1つに抑えた。それが2日目の好スコアにつながった。「前半はなかなか自分の思った球が出なくて、耐えている感じでした。後半ちょっとそれを修正できて、自分なりに対策をしながらプレーしたので良くなった」と振り返る。いったい何を修正したのか。
「前半のパー3で、ボールの前にすごく深いターフができていて、すごくヘッドが上から来ているなと感じたんです。それに気づいてから、ちょっとシャローめに、インパクトゾーンを低く長く出そうと意識してプレーをしたら、つかまりが良くなりました」
村田本人はラウンド中にスイングを修正できたことに成長を感じている。「調子が悪くても、試合なのでスコアをまとめてこないといけない。そう思ってプレーできたのが良かったのかな。ちょっとメンタルは強くなったと思います」と語る。
今季はステップ・アップ・ツアーが主戦場となる村田の次戦は、9月18日開幕の「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」。この大会も無観客での開催が決まっている。最後に「今はテレビやYouTube、GOLF Net TVの中でしかプレーしている姿を見ていただけない状況が続いています。選手たちもみんな一生懸命、少ないチャンスの中で頑張っているので、応援をよろしくお願いいたします」とゴルフファンにメッセージを送った。
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