最新ゴルフニュース

若林舞衣子の最新クラブセッティング　産後のスイング改造で力強さと精度がアップ！

2007年、19歳でプロテストに一発合格し、ツアー通算3勝を挙げている若林舞衣子。私生活では16年に結婚、19年4月に出産し、ママさんプロゴルファーとなった。18年の「ニトリレディス」を最後に産休制度の承認を受け、産休明けの今季は、シード選手としてシーズンに挑んでいる。「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」では、最終日に「64」と猛チャージを見せ、優勝した笹生優花に次いで2位タイに入った。今シーズン好調な若林のクラブセッティング見てみよう。
今年の復帰に向けて、産後すぐに練習を始めた若林。産後のスイングやクラブセッティングに変化はなかったのだろうか？　ヨネックスのツアー担当である大木敬氏に聞いてみた。
「練習を再開したのを機に、スイング改造を始めたと聞きました。元々は大きく曲がるフックボールを打っていたのですが、それをストレートボールに近づける取り組みをしたようです。その成果がNECの結果に結びついたのではないかと思っています」と大木氏はいう。
そこまでスイングが変われば、クラブにも影響があるのでは？　「アイアンは飛び系のEZONE GT（7番でロフト26度）から、EZONE CB 501 Forged（7番でロフト32度）に替わりました。以前もCB 501をテストしていましたが、そのときはちょっとボールの上がり切らず難しい感じがあった。今は高さも距離もGTのときと変わらないので、ビックリしています。スイング改造が上手くいっただけでなく、パワーも強くなったのでしょう。母強しです」と大木氏も驚く。
■半インチ長くした4本のUTがスコアメイクの生命線
もともと飛距離が出る選手ではない若林にとって、生命線となっているのが4本のユーティリティだ。大木氏は「ショートゲームもそうですが、ユーティリティは生命線ですね。コースセッティングが長くなってきていて、どうしてもユーティリティの距離が残りやすくなりました。対策として、4本ともシャフトを半インチほど長くしたのです。その結果、思った通りの飛距離と高さが出て、グリーンでボールを止められるようになりました」という。
でもそれなら、3Uより7Wのほうが止めやすいのでは？ 「最初は私もそう思っていました。でも7Wでは上がりすぎて、逆に飛ばなくなってしまうのです」と大木氏。ショートウッドよりも飛距離が出て、アイアンよりも楽にボールを止められるユーティリティは外せないのだろう。
■ドライバーは強弾道と飛距離に一目ぼれ
今シーズンから使用しているドライバーは、最新モデルの『EZONE GT 455』。若林はあまりドライバーを替えるタイプではない。「今年に入ってからテストしたEZONE GT 455は、すぐに気に入ってくれました。今までで一番早かったかもしれません。低スピンで弾道は強いし、何より飛んでいました」と答えてくれた。まさに一目ぼれのドライバーだった。
ママになってツアーに帰ってきた若林。国内男子ツアーでは、子供と一緒に優勝を喜ぶシーンを見たことがあるが、女子ではあまり見たことがない。08年と12年に独身で優勝、17年には結婚をして優勝を挙げた若林が、グリーン上で子供を抱き抱えて4勝目を喜ぶ姿が見てみたい。
【若林舞衣子のクラブセッティングと番手別飛距離】
1W：EZONE GT 455　10.5度　REXIS KAIZA-M2　5（SR）　235y
3W：SIM MAX　15度　210y
5W：SIM MAX　18度　195y
3U：EZONE XPG　19度　Tour AD UT-65（R）　180y
4U：EZONE XPG　22度　Tour AD UT-65（R）　170y
5U：EZONE XPG　25度　Tour AD UT-65（R）　160y
6U：EZONE XPG prototype　28度　N.S.PRO ZELOS 8 HB（R）　150y
7I：EZONE CB 501 Forged 　N.S.PRO ZELOS 8（R）　140y
8I：EZONE CB 501 Forged　N.S.PRO ZELOS 8（R）　130y
9I：EZONE CB 501 Forged　N.S.PRO ZELOS 8（R）　120y
PW：EZONE CB 501 Forged　N.S.PRO ZELOS 8（R）　110y
52度：EZONE W 501　N.S.PRO 950GH（R）　95y
58度：EZONE W 501　N.S.PRO 950GH（R）　80y
PT：STROKE LAB TEN
<ゴルフ情報ALBA.Net>