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ロングシーズンをどう生き延びる? コロナ禍での救済措置“特別QT”とは【記者の目】

8カ月ぶりに再開を果たした国内男子ツアーは、31人の賞金シード選手が不在の中で行われた。入国規制の問題で、「フジサンケイクラシック」は外国籍のシード選手は出場せず。代わりに出場資格が降りてきたのが、下部ツアー(AbemaTVツアー)の賞金ランク、QTランクの上位選手たちだ。
「まだこの先が分からないので、言い方は悪いですが、稼げるときに稼いでおかないとという思いがありました」。そう語るのは、本大会で14位タイに入った比嘉拓也。2011年にプロ転向したが、QTでは毎年サード落ち。昨年はじめてファイナル進出を果たし、QTランクは73位。レギュラーツアーの出場資格には届かなかったが、下部ツアーへはほぼフル参戦できる権利を手に入れていた。
にも関わらず、コロナ禍で試合は次々と中止や延期。「せっかくファイナルまで進んだのに、どうするんだろう」と、数カ月前まではまったく先の見込みが立たない状態だった。
そんな中、巡ってきた本大会への出場は大きかった。14位タイで獲得した賞金は180万857円。下部ツアーでは単独2位を上回る金額だ。6月には20、21年のシーズン統合が発表され、出場資格も21年末まで維持されることが決定。「今季は下部ツアー1本に集中して、そこからシードを目指したい。大会もやれるのかどうか…。先はまだどうなるかわかりませんが、21年末までなんとかやりきるしかないですね」と、長い戦いに向けて覚悟を決めている。
一方で下部ツアーへの出場権獲得も叶わなかった選手たちは、このロングシーズンをどう生き延びればいいのだろうか。
例年ならば8月からファーストQTが始まり、セカンド、サードと勝ち上がった選手が12月のファイナルに進出。そこで決勝に残った選手がツアーメンバーとして出場権を獲得するが、今季はシーズン統合となったため、19年のQTでツアーメンバー入りができなかった選手たちは来年末まで、いわば“職場”を失う。そういった選手への救済措置として設けられたのが『特別QT』だ。
この特別QTでトップ10に入った選手を、19年のQTランクのあいだに組み込んでいくシステム。特別QT1位の選手を『10.5位』、2位の選手を『20.5位』…、というように19年末に決まったQT順位の10位以降に振り分けていく。10月からファースト、ファイナルの2段階で行われ、19年のファイナル進出を決めた選手も再挑戦が可能。たとえば、QTランク73位の比嘉が特別QTでトップ3までに入れば、レギュラーツアーへの出場可能性は現状よりもぐっと高くなる。トップ10に入れなかった場合は19年のランクが適用されるため、追加のエントリーフィーは必要となるがリスクは高くない。一方で、特別QTの10選手が入ることにより、19年のQTランクは現状から1割程度下がる見込みとなっている。
全ての選手に門戸が開かれた特別QTだが、10枠という狭き門。現状でファーストQTは、1会場あたり108人を目安として5会場を用意。その中で最終的にトップ10に入るのは容易な戦いではない。
JGTO競技担当理事の田島創志は、「このコロナ禍で、すべての選手が100%納得できる形は難しい。ただ、挑戦したいという選手には、できるだけチャンスを与えたいという思いをもってやっています」と、様々な立場の選手を考えながら悩んだ末の打開策だった。
新型感染症による未曾有の事態に、先が見えない不安は続く。その中で、少しでもプロスポーツ選手が生き残るためには、手探りで制度も変えていくしかない。(文・谷口愛純)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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