金谷拓実(東北福祉大4年)が、マコーマックメダルを受賞することがR&AとUSGA(全米ゴルフ協会)から発表された。同賞は、世界の主要なアマチュア大会終了時のアマチュアランキング1位に与えられるもので、金谷は日本として初の受賞となる。
昨年は国内男子ツアーの「三井住友VISA太平洋マスターズ」でアマチュア優勝を果たすなど、プロの大会でも活躍。今年は世界アマチュアランキングでも1位に立ちながらコロナ禍の影響で試合出場こそなかったものの、先週の「フジサンケイクラシック」でも優勝争いに絡んだ。
これで金谷は来年の「全米オープン」、「全英オープン」の出場権を獲得。ただし、その時点でアマチュアでいることが出場の条件だ。
以下、金谷のコメント。
「このような名誉ある賞を受賞できて、とてもうれしく、興奮しています。この2年間、世界アマチュアゴルフランキングでナンバーワンになることを目指してやってきたので、それが達成できたことを誇りに思います。また、日々のトレーニングや海外での試合において、私を支えてくれた方々に感謝しています。次の目標は、海外メジャーで優勝することです。そして、延期になった東京五輪へ出場する可能性も少しだけですが残っています。自分が出
来る全力を尽くしてこれからも頑張っていきたいです」とコメントした。
また今回の快挙については大学の先輩、松山英樹も祝福。最強アマチュアに祝いの言葉をかけ、エールも贈った。
以下、松山のコメント。
「日本選手初のマコーマックメダル受賞、おめでとう。東北福祉大学、JGA ナショナルチームの後輩である金谷選手が名誉あるマコーマック賞を受賞したことを喜ばしく、またうれしく思います。金谷君とは、近い将来、自分と同じプロフェッショナルゴルファーとして活動することになるかと思います。同じフィールドで、戦える日を心待ちにしているとともに、 ライバルとしてお互いが切磋琢磨し、日本人プロゴルファーが世界で戦えることを、ともに証明していければと思います。金谷君には、この賞に恥じぬよう、これからも精進を重ねてくれることを期待していますし、彼ならそれを続けられると信じています」
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